メイドさんはなびかない(仮) プロローグ

どうしたんですか、ご主人様。
急に私をお呼びになられて?

……大事な話がある、ですか?
いったいなんでしょう?

え……。
私のことを、愛してる……ですか?
ご主人様が私のことが好きで、
それで恋人になってほしい……と。

返事はいまじゃなくても、
ゆっくり考えてからでもいいから、ですか。
ふふ……そんなにお気遣いいただかなくても大丈夫ですよ。
私の気持ちはちゃんと決まっていますから。

ご主人様からの告白、謹んで辞退させていただきます……ふふっ。

あ、そんな子犬みたいな泣きそうな目をなさらないでください。
どうしてご自分が振られたのか、分からないんですね、ご主人様は。
じゃあ、私がちゃんと教えてあげます。

それはですね……ご主人様は本当は、
私のことを愛してなんかいらっしゃらないからですよ。

首をぶんぶん振って否定しても無駄ですよ。
このお屋敷で何年も一緒に過ごしてきているんですから、
ご主人様の本心なんて、手に取るように分かります。
たとえ、ご主人様が自分で気づいていなくても、ですよ。

ご主人様の私への気持ちは、たんなる性欲なんです。
まだお若いご主人様は、それを恋心と区別できていないだけ。
身近にいるちょっと年上のメイドさんに欲情してるのを、
恋愛なんてきれいな言葉でごまかそうとしてるだけなんですよ。

また違う違うって、首を左右に振られるんですね。
じゃあ、私から逆にひとつ質問させていただきますね。
ご主人様は、私と恋人になってどんなことがしたかったんですか?

愛してるよ、なんて甘い言葉を囁いて終わりですか?
一緒にお出かけして、ときどき手を繋いだりして、それで満足ですか?
くすっ……違いますよね。
ご主人様がしたがっているのは、もっとその先のことですよね。

真っ白なシーツの上で、二人とも裸で抱き合って。
ふかふかのお布団の中で、お互いの身体をまさぐりあって。
私の胸をむにむにって揉んだり、谷間に顔を押しつけたり。
ご主人様は、そういうやらしいことがしたいんですよね?

ふふ、どうしたんですか、ご主人様。
今度は首を必死に振って否定なさらないんですか?
口で違うって呟いても、目が泳いでらっしゃいますよ。
それに……ここが大きくなってますよ。

あは……びくって身体が震えましたね。
ズボンの上から人差し指でちょっと撫でただけですよ?
私におちんちん触ってもらうの、そんなに気持ちいいですか?

でも、ここを大きくされてるってことは、やらしいことを考えちゃったんですよね。
私とえっちなことをする想像をしちゃったんですよね。
やっぱりご主人様は、そういうことを期待してらっしゃるんですよね?

まだ違うっておっしゃるんですか?
じゃあ……もっと明らかな証拠をお見せしましょうか。
ちょっとお待ちくださいね。

えっと……たしか本棚のこのあたりに……。
ああ、そうそう、この辞書のページをめくると……。
ん、ありました…♪

ほら、見てください、ご主人様。
さ、これはなんでしょう?
私がお掃除をしているところ、それを後ろからこっそり撮った写真ですね。
前かがみになってるせいで、
メイド服のスカートが、私のお尻にぴたってくっついてますね。
ね……ご主人様?
どうしてこんな写真を持ってらっしゃるんですか?

どうして、なんでこの写真のことを知ってるか、ですか?
じつは前にお部屋をお掃除しているときに
偶然に見つけてしまったんです。

ほかのページに、違う写真もたくさん挟まってますね。
これなんて、私の下着姿ですよね。
素肌の上にブラとショーツだけを着けて。
そのブラもいまから取り外そうとしているところ。
こういう写真、なんて言うかご存知ですか?
盗撮写真って言うんですよ。
れっきとした犯罪行為なんですよ、ご主人様。

あら、こちらはシャワーを浴びているところですね。
胸とかあそことか、肝心なところは幸い隠れてますけど
でも他はおへそも太ももも全部見えちゃってますね。

ふふ、安心してくださいね、ご主人様。
私はべつに怒っているわけじゃないんですよ。
ただ私が知りたいのは、どうしてこんな写真を持ってらっしゃるのか。
いったいこれをなにに使われてたのか、それを知りたいだけなんです。

ドラマや映画でもよくありますよね。
好きな人の写真をこっそり隠し持って、
その人への自分の気持ちをたしかめるとか。

ご主人様が最初におっしゃったように、
本当に私のことを愛していて
それで私のことを想うために使われていたとしたら。
だとしたら、私はとてもご主人様を叱ることはできませんね。

でも……ご主人様。どうしてでしょう。
この写真、端のところが少し黄ばんでいるようですね……くすっ。
それに、なんだか少し生臭い匂いもしますね。
どうしてなんでしょうか……ねえ、ご主人様?

もう……ちゃんと私の目を見てくださいよ、ご主人様。
うつむいて、そんなに震えて、ごめんなさい、と繰り返すばかりじゃ
少しも説明になっていませんよ?

私はご主人様の口から、なにに使っていたのかお聞きしたかったのですけど
でもこのご様子じゃ難しそうですね。
それでは僭越ながら私の想像を口にしてもよろしいですか。
もし間違っていたら、ちゃんと違う、とおっしゃってくださいね。

ご主人様は……オナニーなさっていたんですよね。
私の隠し撮り写真を見ながら、ご自分の性器をしこしこってされて
精液をびゅーびゅー出してしまわれたんですよね?
たっぷり出しすぎて、ティッシュの端からこぼれてしまって
せっかくの大事な写真まで汚してしまって後悔して。
でもまた我慢できなくなって、すぐにおちんちんをこすりはじめて。
ふふ……どうですか、ご主人様。
私が言っていること、なにか間違ってますか?

否定なさらない、ということは正解ですね?
じゃあ、せっかくなのでもう少し続けてみましょうか。
毎日毎日、お部屋の中でそうやって自慰行為に耽って。
一回では飽き足らず、二回も三回も。
朝起きてすぐになさって、お昼にも、夕食後にも、それから寝る前にも。
何度も何度も射精して、それでも物足りないんですよね。
オナニーばっかりじゃ、どうしても満足できなくて。
私に直接、やらしいことがしてほしくなっちゃったんですよね。
でもそんなことを口に出して言う勇気はご主人様にはないから。
だから、恋人になるなんて、もっともらしい口実を持ち出しただけ。
本当は心の底では、えっちなことをしてほしいだけなのに。
おちんちんをメイドさんに気持ちよくしてもらいだけなのに。
くすっ……わるいご主人様…♪

あ……どうか泣かないでください、ご主人様。
さきほども申し上げたように、私は怒っているわけじゃないんです。
ただご主人様が勘違いをしてらっしゃるから、それを指摘しただけですよ。
でも、これでわかっていただけましたよね。
ご主人様が私を好きだと思う気持ちは、
たんに一時的に膨れ上がった性欲による錯覚です。
そうですね……きっと一週間もして気持ちが落ち着けば、
どうして私に告白なんてしたんだろうってお思いになりますよ。
ああ、でもその前に……。

ふふっ、ご主人様ったら変な声をあげないでください。
ズボンの上からおちんちんを弄るの、ちょっと強くしただけですよ?
なんでそんなことするのかって?
決まっているじゃないですか。
ご主人様の性欲をきちんと解消しておくためですよ。
精液をぴゅーって吐き出してすっきりしておかないと、
また私のことを好きだ、なんて幻想を抱いちゃうかもしれませんから。

あは……いいですよ、ご主人様はなにもしなくても。
嘘でも好きだと言ってくれたお礼に、
メイドの私がご主人様の性欲処理もさせていただきますから。

ほら、じっとしててください。
暴れると、ファスナー下ろすときにおちんちん挟んじゃいますよ?
ご主人様のは、ただでさえ皮が余ってるんですから。
なんでそんなことまで…って、だから言ったじゃないですか。
私はご主人様のことはなんでも存じております、と。

ふふ、おちんちんさん出てきましたねー♪
もうパンツのあいだからはみ出て、ひくひくって脈打ってますね。
お射精したくてたまらないって感じですね。
いいですよ……頭からっぽになっちゃうぐらい、
たっぷりと射精させてあげますからねー。

さ、ご主人様……くるっと身体を回して…背中を私に向けて……。
そうそう、その姿勢ですよ。
それで、おててにはどうぞこれを持ってください。
そう、私の下着姿の写真ですよ。

だって、いつもこうやってオナニーされてたんですよね。
私のあられもない姿を見ながら、
皮をかぶったおちんちんをごしごし…って。
だから、今日もそれとおんなじことをするんですよ。
だって私は恋人さんじゃなくて、メイドですから。
ご主人様のことをお手伝いする女の子ですから。

ほら、しっかり写真を持って見つめてください。
私に遠慮なんかなさらなくていいですよ。
ブラからこぼれおちちゃいそうなおっぱいとか、
まあるいお尻のラインとか、必死に見てていいんですよ。
かわりにご主人様のペニスをこするのは、私がしますから…♪

こうやって私の指をご主人様のものに絡めて……。
ふふ、私の指、すべすべで気持ちいいですか?
触られただけで、おちんちんぴくぴく跳ねてますね。
でもまだまだですよ。
今度は指を上下に動かしちゃいますね。
しこしこ、しゅこしゅこ…って。

あ…さっそく透明なのが先っぽから溢れてきましたね。
ほら、もっともっと出しちゃいますよー。
親指と人差し指で輪っかを作って、
やさーしく、押し出すように根元からきゅーっと…♪

ね、ご主人様のえっちなおつゆ、いっぱいですね。
おもらししたみたいにいっぱい溢れて、
私の指にもべっとりついちゃいました。
あ、まだ出るんですね……もう、指ですくい切れないですよ。
ほらほら、大事な写真にとろーってこぼれちゃいましたよ。

んっ……びくって跳ねました。
カウパーにゅるにゅるの指でしこしこされるの、そんなにいいですか?
それとも……私の写真を汚すのが快感だったりして?
綺麗なメイドさんの写真を、先走りの汁でべとべとにするのが
まるで女の子を犯してるみたいで興奮しちゃいます?

隠してもだめですよ…♪
ご主人様の腰、勝手に前に前に動いちゃってますよ。
写真におちんちんの先っぽをこすりつけたくて、たまらないんでしょう?
おっぱいとか太ももをカウパーでどろどろに汚したいんですよね。
いいですよー、ほら、くっつけちゃいましょう…♪

あはっ…大切な写真が汚れちゃいましたねー。
それに私の写真がもう、べとべとです。
私のパンツもブラも、おっぱいも、髪も、ほっぺたも。
どこもかしこも透明のぬるぬるまみれで、てかてか光って。
写真の中の私、とってもやらしいメイドさんになっちゃってますね。

そうやって写真を汚して、征服欲を満たして。
でも本当は、その当の女の子におちんちんを握られて、
オナニーを手伝ってもらってる。
みっともないですねー。情けないですねー。
でも……それがどうしようもなく気持ちいいんですよね。
恥ずかしさのあまりに、射精しちゃいそうなぐらいに……ふふっ。

膝ががくがくって震えてきましたね。
もう出ちゃいそうですか?
いいですよ、出してしまっても。
なんにも考えずにびゅーびゅーしちゃいましょう?
倒れちゃってもかまいませんよ。
ご主人様の背中、ちゃんと私が受け止めて差し上げますから。

この写真に映ってるのとおんなじ、
やらかくてやらしい身体で抱きとめてさしあげます。
ほら、身体を楽にしてください。
私に身体を委ねて……ふふ、背中にむにむにしたのが当たります。
もちろん、私のおっぱいですよ…♪
私の胸に背中をあずけて、むにゅむにゅの感触を感じながら
白いのを一滴残らず出しちゃいましょうねー。

今度は透明なのじゃなくて、白くてどろどろなのを
私の写真におもいっきりぶちまけちゃいましょう。
写真だけじゃなくて、本物の私の指にもたっぷりと
どろどろに濃いのを出しちゃいましょう。
さあ、ご主人様どうぞお出しください……さ、どうぞ。

………
………………
………………………

……ふふ、本当にたくさん出されましたね。
写真の中の私、もう見えなくなりそうなぐらいに、
精液の海に浸かっちゃってます。
あ、床にも精液の水たまりができちゃってますね。
ほんとにどれだけ出されるんですか、もう…♪

ね……どうですか、ご主人様。
すっきりしたら、ご自身でもお分かりになりましたか?
私を愛してるだなんて、一時の気の迷いだったと。

あは……放心してしまって答えられませんか?
ではまた私がかわりにお答えしておきますね。
ご主人様は、きっとまだ勘違いをなさったままだと思います。
だって、自分のメイドを隠し撮りして、あまつさえ
その写真におちんちんこすりつけて射精しちゃうような変態ご主人様ですから。
その性欲がこの程度で消えるだなんて、私は思っていませんから。

でもご安心くださいね、ご主人様。
これからたくさんオナニーして、いっぱい射精すれば大丈夫です。
そうですね……一週間ほど、お猿さんみたいに自慰行為に耽ってください。
もちろん、そのためにはいつでも私をお呼びください。
ご主人様が性欲をすっかりなくすまで、私はおそばで一生懸命お手伝いしますから。
ね……ご主人様…♪