エルフさんから逃げられない(後編)

「……ぁ……はぁ…っ…」

走りすぎて息が切れ、思わず立ち止まった。
近くにあった木の幹に手をついて、ゆっくりと呼吸を整える。
ちらっと後ろを振り返っても、誰も追ってくる気配はなかった。

(ここまで来れば……大丈夫…かな………)

久しぶりに走ったせいなのか、
お腹のあたりがじくじくと妙に痛む。
だけど、それだけ必死に走ったおかげで
リリィさん達が住んでるエルフの集落からは、
かなり距離が取れたと思う。
このまま……町に逃げ帰るつもりだった。

約束を破って逃げてしまった後ろめたさはあった。
だけど、こうでもしないと……無理矢理にでも逃げ出さないと
いつのまにか町に帰りたい気持ちそのものを忘れそうだった。
気持ちよさに身を委ねて、だめになっちゃいそうだった。
だから、逃げ出した。

帰り道はきっと分かると思う。
数週間だけどリリィさんたちと暮らしてて、
エルフが森の中で位置や距離を測る方法を少しだけど見聞きした。
町に続いてる道までなら、きっと……。

「あら、こんなところでどうしたの?」

「………!」

背後から女の人の声がした。
振り返ると……エルフのお姉さんが立ってた。
リリィさんによく似た女性。
この人は……たしかリリィさんのお姉さんだ。

「え、えっと……その……あ、そう、散歩してて」

しどろもどろになりながらも、なんとかそう答えた。
そんな僕を、リリィさんのお姉さん……サリィさんがじっと見つめる。
それから、ふわっと優しく笑った。

「ふふ……そっか、お散歩なんだ。
 でも、だいぶ遠くまで来ちゃってるけど、
 集落までの帰り道は分かる?
 なんだったら、途中まで一緒に帰ろうか?」

サリィさんはリリィさんよりも少しおっとりした、
やわらかい物腰でそう尋ねてくる。
心配してくれてるんだと思うけど、
でもここで連れ帰られちゃったら意味がない。

「あ、大丈夫……ですっ…。
 道、分かります、から…!」

「くすっ……そんなにムキにならなくてもいいのに。
 じゃあ、本当に大丈夫なんだ?」

サリィさんは地面にしゃがみ込んで、
僕の顔を真下からのぞき込むようにして聞いてくる。
サリィさんもやっぱり胸元の開いたゆったりしたローブを着てて、
その姿勢だと谷間がはっきり見えてしまう。

たぷっ…♪と揺れる音が聞こえてきそうなほどの大きな胸だった。
リリィさんのよりも、さらに一回りか二回り大きい。

(………触ったら……きっとすごく気持ちいいんだろうな……)

今朝のリリィさんとのやりとりを思い出してしまう。
おっぱいにどうしても触らせてもらえなくて、
そのまま情けなく射精しちゃったことを。

ズボンの下で、ペニスが小さく跳ねる。
おっぱいに触りたくて触りたくて、手のひらがむずむずする。
気を抜いたら、このままサリィさんに抱きついちゃいそうだった。

(もう一回……だけ……)

もう一度だけ……おっぱいのやらかさを味わいたい。
町に帰りたいけど、でも帰っちゃったらきっと
リリィさんとしたみたいなやらしいことを、
きっと大人になるまでずっとできない……。

「それじゃ、私は行こうかな。まだ薬草摘みが残ってるし」

胸を揺らしながら、サリィさんが立ち上がって、
僕に背を向けて。

「………ぁ…」

とっさにサリィさんのローブの裾を掴んでた。
サリィさんがくるっと振り返って微笑む。

「ん? やっぱり一人じゃ不安なのかな?
 お姉さんと一緒に途中まで帰る?」

腰をかがめてサリィさんが僕に目線を合わせる。
その動作でまた胸が、たゆんっ…♪って揺れる。
それを見ながら……僕はこくんと首を縦に振ってた。
 
 
     * * *
 
 
「それでね……リリィったらそのとき……」

サリィさんが僕の横で楽しそうに喋ってる。
だけど、ちっとも内容が頭に入ってこない。
ちょうど僕の顔の真横あたりに、サリィさんのおっぱいがあって
歩くたびにそれがたぷたぷ揺れて、少しも会話に集中できない。

ペニスはもう痛いぐらいに硬くなってて、
それを隠すためにずっと腰を引いたまま歩いてる。
それでもズボンと擦れるたびに、おちんちんがじんじんする。
出したい。おっぱいに顔をうずめちゃいたい。
びゅーびゅー射精したい。そんなことしか考えられない…っ…。

「あ……息切れてるけど、大丈夫?
 歩くペース早かったかな?
 ちょっとだけ休憩しよっか」

僕は横目でサリィさんのおっぱいを眺めながらうなずく。
とにかくサリィさんの側に長くいたい。
たとえ触れなくても、おっぱいを目に焼きつけておきたい……。

草の柔らかいところを選んで、サリィさんが地面に座り込む。
上半身は木にもたせかけて、ふんわり笑う。

「ほら、ちょうどここ木漏れ日が当たるから気持ちいいよ?
 お日様ぽかぽかでね、すごくいい気分……」

サリィさんがうっとりした表情で目をつぶる。
そのままじっと、太陽の光を味わうみたいに動かない。

「気持ちいい…ねー……」

サリィさんがまどろんだ声で呟く。
彼女が手に持ってた薬草のカゴが地面にそっと落ちる。
まるで……眠ってしまったみたいに。

「…………」

もちろん、本当に眠り込んじゃったわけじゃない。
ちょっとだけ、うとうとしているだけだと思う。
だけど、あまりにもじっと動かなくて、
それに……胸元からおっぱいの谷間が見えちゃってて。

(……いけない…のに……)

手がひとりでに動いてズボンを膝まで下ろしてしまう。
固くなったおちんちんに触れると、
いきなり気持ちよさが弾けて、身体ごとびくって跳ねる。

ペニスの先っぽからは透明なのが溢れて、
糸を引きながら地面につーって垂れ落ちていく。
そのぬるぬるを指に絡めるようにしながら、
おちんちんを扱いて。

(……ん…ぁ……っ…)

気持ちよさが背筋を駆け上がって、
それだけで腰が砕けて、地面に倒れてしまいそうだった。
必死に足を踏ん張るけど、かわりに膝ががくがく震える。

サリィさんはまだ目をつぶってる。
首を伸ばして、エルフのお姉さんの胸元をのぞき込む。
お日さまの光を浴びて
真っ白なおっぱいがつやつや光ってる。
触ってみたい。触りたい。さわりたい。
でも、さわったら起きちゃう。気づかれちゃう…っ…。

(……目…開けないで……そのまま……そのまま……)

がくがくする膝をこらえながら、
ほんのちょっとだけサリィさんに近づく。
胸の谷間に顔を近づける。
やわらかそう…さわりたい……でも…だめ………。

頭の中で想像する。
目の前のサリィさんの胸元に両手を突っ込んで、
それで、おっぱい…ぎゅーって……むにゅむにゅって…して、
おちんちん……突き出して……ここに…びゅーって…っ…。

(……ぁ……ぁ……あぁぁぁあぁぁっ…!)

びゅるっ…! びゅるるっ…!っと精液が勢いよく溢れ出す…っ。
そのあいだもずっとサリィさんのおっぱいを見つづける。
さっきまでたぷたぷ揺れてたのを思い出しながら、
触ったらどんなにやわらかいのか想像して。

(……ひ…ぁ……また…っ……)

腰の奥がどくどくって心臓みたいに脈打って、
また精液がどぷどぷって溢れてくる。
まるでゼリーみたいに粘っこくて濃い精液の塊が、
ゆっくり草の上にこぼれ落ちてく……。

「どう? 気持ちよかった?」

「………!?」

おっぱいから視線を上げると……サリィさんが笑ってた。
おちんちんからまだ白いのをぽたぽた垂らしてる僕を見て、
にっこりと嬉しそうに微笑んでた。

「くすっ……わかってるよー。
 お姉さんのおっぱい見てたら、
 我慢できなくなっちゃったんでしょ?
 ふふ……えっちな男の子だ」

サリィさんが片手を上げて、
人差し指で……僕のおちんちんの先っぽをつつく…っ…。

「それで、お姉さんが目つぶってるあいだに
 白いのびゅーびゅー出しちゃおうって思ったんでしょ。
 人間の男の子はそうすると、
 とーっても気持ちよくなれるんだよね?
 私もね、リリィから色々聞いてるんだから」

ペニスをつついたサリィさんの指に、
精液の残りがくっついていく。
サリィさんはそれを今度は自分の胸元に持っていって
おっぱいの表面に塗り拡げる。
真っ白な乳房が光沢でてかてか光る。

「ね……私とも遊んじゃおっか。
 あの……ゲーム…っていうの?してみようか」

サリィさんが立ち上がって、僕にすり寄る。
花の蜜みたいな甘くてやらしい香りがする。
その匂いだけで、おちんちんがまた膨らんでく。

「それとも……今日はやめておこっか?
 君はお散歩の途中だったみたいだから、
 これ以上邪魔しちゃったら悪いかな?」

断らないと。逃げないと。
そう考えてるはずなのに、足がまるで動かない。
ペニスが何かを期待してるみたいにひくつく。

サリィさんが立ったまま服の胸元を広げる。
谷間がむにむに…って、やらしく変形してる。
思わず……手を突き出しちゃう。
服の中にそっと手のひらを入れて、おっぱいに近づけてく。
サリィさんは微笑んでるだけ。

手のひらを目いっぱいに広げて、
乳房を下から掬うようにして…たぷっ…♪って触って…。

「……ぁ……おっぱい………」

手のひらの上で、たぷたぷした柔らかさが揺れる。
気持ちよさが駆け抜けて、全身が震えちゃう。
射精したばっかりだったのに、
おちんちんがまたガチガチに固くなる。

「ふふ……やっぱりあの遊び、私ともしたいんだ?
 たしか……君のおちんちんから精液、
 いっぱい出させたら勝ちなんだよね?
 えっと……どうしたら、びゅーってしてくれるのかな。
 おっぱい触らせてあげるだけじゃ、だめだよね?」

そう言いながら、サリィさんが僕の手をとって
さらに、ぎゅっ…と胸に密着させる。
僕の手のひらの形に、おっぱいがむにゅって沈み込む。
それだけで、おちんちんが上下に跳ねる。

(……ぁ……ぁ……っ…)

手に力を込めると、サリィさんの乳房がたゆんで、
指と指のあいだに乳肉が入り込んでくる。
むにゅむにゅっ…♪とたまらない心地良さが広がる。

「……おっぱい……やら…かい………」

サリィさんの乳房をまさぐるのが気持ちよすぎて、
他のことが考えられない……。
おっぱい……気持ちいい…………。
ずっと……こうしたかった……っ……。

「うん、お姉さんのおっぱいだよー♪
 いくらでも好きなだけ、触っていいからね」

脳みそが溶けていく気がする。
同時に、ペニスの根元にじんじんとした甘い痺れが走る。
その痺れがどんどん強くなる。射精感がこみ上げる。
おちんちんが痙攣したみたいに上下に小刻みに跳ね回る…っ…。

「……サリィ…さん……おっぱい……おっぱい……ぃ……」

「あは……おちんちんさんが勝手に跳ね回ってる。
 上下にびくびくーってすごい勢いだよ?
 触ってもないのに、まるで精液出しちゃいそうな」

「……ぁ……ごめんなさっ…ぁ………あぁあぁぁぁぁぁっ…!」

……びゅぶるっ…! びゅるっ……ぶびゅ……びゅ…っ…!

直接ペニスを触ってもいないのに、射精してしまってた。
びくんびくんと、竿が激しく跳ねる。
精液がサリィさんの服や足に、びゅーびゅー飛び散ってく。

「わ……出しちゃった…。
 人間の男の子は、おちんちん触ってなくても射精できるんだ?
 ふふっ、すごいね。気持ちいいのにほんとに弱いんだ。
 あ、でも……出しすぎると疲れちゃうんでしょ?」

サリィさんがそう言うなり、
いきなりおちんちんが、すべすべの感触に包まれる。

「ほーら、あんまりいっぺんに出したら疲れちゃうよ?
 いい子だから、びゅーびゅー止めようねー」

サリィさんが片手でペニスの竿を握ったまま、
もう片方の手のひらで、おちんちんの先っぽの膨らんだところを撫でる。
……ぁ……そんな…の………気持ちよすぎる…よ……ぉ………。

「ね、あんまり興奮しちゃだめだよー。
 いい子だから落ち着こうねー♪」
 
子供をあやすみたいに、サリィさんがまたペニスの先っぽを
丁寧に何度も何度もさすってくれる。
そのたびに全身の力がどんどん抜けて、
かわりに腰から先だけが強張って、張りつめて…っ…。

(……ひ…ぁ……ま…た……っ…)

……どぷっ……びゅぷるっ………とぷ…っ……どく…っ……。

ゆったりとポンプを押し出すみたいに、
どろりとした精液が流れ出てくる。
頭の中を直接かき混ぜられちゃってるみたいな、
濃厚で甘い甘い快感に満たされる……。

「もう……また出しちゃったの?
 リリィから聞いてはいたけど、
 本当に我慢のできない悪い子さんなんだ?」

「……ぅ……ごめんなさ…ぃ……」

「じゃあ……もういっそ我慢の必要がないぐらいに
 ぜーんぶ出しちゃおうね」

サリィさんがさらに僕に身を寄せる。
胸元に僕の顔を抱き込むみたいに抱きついてくる。
真っ白でむにむにの柔らかさがほっぺに広がって、
甘い甘い匂いがして。

「おっぱいでも、もっといーっぱい遊んでいいよ?
 ほら……ずっと気になってたんだよね?
 歩いてる時もずーっと、お姉さんのおっぱいばっかり
 見つめてたもんね」

サリィさんが身体をかがめる。
やわらかさが、たぷたぷのやわらかさが顔中に押しつけられる。
いい匂いで、気持ちよくて、おちんちんがむずむずして。

「ん……お姉さんの手の中でまた大きくなってきてる。
 お顔、おっぱいでむにむにー♪ってされるの気持ちいいんだ?
 ふふっ、じゃあ……もっとしてあげる」

サリィさんが足を伸ばして、僕の足首に絡める。
これ以上ないくらいに、身体が密着する。
鼻筋がおっぱいの谷間に潜り込んじゃう。

「……ぁ……ひ………ぁ……っ…」

サリィさんの胸が顔に押し当てられてるせいで呼吸が苦しい。
それでも必死に息を吸うたびに、
おっぱいと女の人の甘い匂いが身体に入り込んでくる。
意識がかすんで、そこにサリィさんの声が聞こえてくる。

「ほーら、君のしたいようにしていいんだよー?
 我慢なんてしないで、素直になって、
 なんでもしたいようにしていいよ♪」

おちんちんが射精したみたいにどくどく脈打つ。
精液はまだ出てないはずなのに、根元がひくついてる。
気持ちよく…なりたい……もっと……もっと……。

「……ぁ……出したい……精液……びゅーって……。
 もっと……出す……どくどく……って…
 サリィさんに……いっぱい…いっぱい…っ…!」

喘ぐように喋りながら、腰を振る。
サリィさんが自分の両手ですべすべの輪っかを作ってくれる。
その穴の中で、何度も腰をへこへこと前後に動かす。
気持ちよすぎて、頭が真っ白になってく。

「……気持ちいい…よぉ……ぁ……あ…ぁ…っ…」

腰を突き出すたびに、ペニスの裏側に
サリィさんのやらかい手のひらや指先が不規則に擦れる。
快感で頭の芯がじんじんして、
よだれが口の中に湧き起こってくる。

唾液をこぼしながら、サリィさんの胸元に顔をこすりつける。
不意に、乳首が頬に触れて思わずそれに吸いつく。
唇の端から唾液をこぼしながら、サリィさんのおっぱいをしゃぶる。

「ほんとにおっぱい大好きだね…♪
 まるでずーっとおあずけされてた大好物を、
 やっと食べさせてもらった犬さんみたいだよ?」

(……だって………だって………っ……)

サリィさんのおっぱいをちゅぱちゅぱと吸いながら
頭の中だけで必死に言い訳する。
だって本当にずっと我慢させられてたから…っ…。
リリィさんの胸を触らせてもらえないままだったから……!

でも、いまは自由にできる…っ…。
リリィさんのよりもっとおっきな、サリィさんのおっぱいに
触りたい放題だから…っ…。

おっぱいをしゃぶりながら、
馬鹿みたいに腰を前後に振る。
サリィさんの手のひらはもう精液とかでぬるぬるで、
おちんちんを突き出すみたいにぐちゅぐちゅって音がする。

「ふふ、でもこれ、とっても簡単なゲームだね…♪
 だって私は立ってるだけでいいんだから。
 君が勝手にお姉さんに抱きついて、
 一人で腰をかくかくってして精液びゅーってしてくれるんだから」

サリィさんが僕を見てくすくす笑ってる。
恥ずかしいけど、でもサリィさんの身体から離れられない。
射精寸前のあの感じが膨らんでく。
サリィさんが僕の顔を覗き込むようにしながら、また笑う。

「まるでこれ、エルフのお姉さんのおっぱいとおててで、
 オナニーさせてもらってるみたいだね?
 どうかな? こんなのでもたくさん射精できるのかな?」

耳までたちまち火照るのが自分で分かって。
でも、おちんちんをこすりつけるのがやめられない。
射精感がパンパンに膨れ上がって……ぁ……ぁ…っ…!

……びゅぶびゅる…っ…! ぶじゅる…っ……じゅぶっ…!!

おちんちんが破裂したんじゃないかと思うほどの勢いで
精液がびゅくびゅくと流れ出す。
サリィさんの手の中にあたって跳ね返って、
たちまちペニスが生あたたかく包まれてく。

「ん……いっぱい出てるね…♪ やっぱりこんなので出ちゃうんだ?」

笑われてるけど、やめられない。
やめれるわけない…よ…。

「……ぁ…はっ……もっと……もっと…ぉ…っ…」

射精しながらなおもペニスを突き出す。
サリィさんのやらかい手のひらに、おちんちんを押しつける。
同時におっぱいに吸いついて、乳首に舌をぎゅっと押し当てる。

……びゅくっ……どくっ……どぷ…っ…!

少し勢いの弱まった精液が、
それでも止まることなくペニスの先からとぷとぷと溢れだす。
口の中でサリィさんの乳首をねぶりながら、
そのゆるやかな気持ちよさに身をゆだねる。

「幸せそうな顔だね…♪
 そんなに気持ちよかったのかなー?」

サリィさんはまるで頭を撫でるかわりみたいに
僕のおちんちんを何度も撫でまわす。
精液でぬるぬるになった指でさすられるたびに、
萎えようとしているペニスが固くなってく……。

「わ……また大きくなってきてる。
 もっと白いのびゅーびゅーしたいのかな?」

僕は……うなずく。
もっとサリィさんと、やらしいことがしたい。
気持ちいいこと、いっぱいしたい…っ…!

「だったらもう、逃げたりしない?」

「…………!」

思わずおっぱいから唇を離して、
サリィさんの顔を見上げる。
全部分かってるよ、という顔でエルフのお姉さんが笑ってる。

「ほんとはね、最初からぜんぶ分かってたよ?
 だってあんなに遠くで一人でいるなんて、
 逃げ出そうとしてるぐらいしか考えられないもの」

「………ぁ…」

「なのに……ふふっ、私のこと見たらすぐにえっちな目になって
 おちんちん大きくしながら付いてきちゃうんだもんね。
 気持ちいいことにほんとに弱すぎるよー♪」

サリィさんはペニスをにゅるにゅると弄びながら、
僕の目をじーっと見つめる。

「だけどね、私もちょっと君のことかわいそうだなって思うの。
 お家に帰れないのは、やっぱり嫌だよね。
 だから見逃してあげてもいいよ?」

「ほんと……に…?」

「うん、嘘は言わないから大丈夫。
 いまからすぐにお姉さんから離れて、後ろを向いて、
 そのまま走っていけたら追いかけないから」

サリィさんの指がおしっこの穴を何度もこする。
いつのまにか、またペニスは上を向いて固くなってる。
だけど……もう気持ちよいことは、我慢しないと……。
逃げないと……逃げない…と………。

「ほーら、早くしないと逃げられなくなっちゃうよ?
 それともほんとはお家に帰りたくないのかな?
 私やリリィとここで、ずーっとやらしいことしてたい?」

サリィさんが胸を僕に押し当てる。
ふわふわで、やらかくて、良い匂いのする乳房が
僕の頬に何度も当たる。
でも……逃げない…と……離れない……と……。
もう…あんなにいっぱい……出した……から……。

「ふふ、ほんとに逃げないのかな?
 だったらそれはそれでいいけど♪
 おっぱいでも、もっといっぱい遊んでいいよ…♪
 今度はおちんちんをここに入れて、
 両側からおっぱいでむにゅむにゅーってしちゃおっか」

ペニスがびくびく跳ねる。
おっぱいでおちんちん、挟んでもらいたい…!
でも……でも…っ…!

唇を噛んで欲望を押しのける。
足をちょっと動かしさえすれば逃げられる…っ…。
二、三歩離れてしまえば、きっと我慢できる。
だから。

「ほら、あと五秒で逃げないとおしまいにしちゃおっか。
 ごー、よーん、さーん…♪」

(……ぁ……うぁぁあぁぁっ…!!)

目を閉じて、足に力を込めて。
大きく後ろに足を出して。

『残念でした♪』

頭の後ろに、むにゅっ…♪と幸せな感触が当たる。
その感触に頭を押し返されて、前につんのめって。
今度は顔いっぱいに、サリィさんのおっぱいが押し当てられて。

わけが分からないまま目を開けると、
背後から耳元で囁かれる。

「勝手に逃げたらだめだよー、私の奴隷さん♪」
 
 
     * * *
   
 
「ふふ……すごいねー♪
 おちんちん全部おっぱいに埋まっちゃってるよ?」

背後から僕の肩にあごをちょこんと乗せて、
リリィさんがとても楽しそうに喋る。
たしかに僕のペニスはサリィさんのおっぱいに包まれて
もう見えなくなってしまってた。

地面に寝そべったサリィさんの上に馬乗りになって
おっぱいの間におちんちんを挟み込んでる。
それがいまの僕の態勢だった。

「ほらほら、早く動いてみないの?
 きっとお姉ちゃんのおっぱいでずりずりー♪ってしたら
 とっても気持ちいいよー」

リリィさんが僕の身体を揺さぶる。
その振動でペニスが揺れて、乳肉の隙間にむにゅっと擦れる。

「ひ…ぁ……っ…」

おちんちんの上を気持ちよさの塊みたいなおっぱいが
にゅるにゅると擦ってく。
それだけで背筋が震えて、腰が浮いちゃう。
身体が射精に向けて緊張してく。

だけど、手のひらに爪を突き立てて
必死に快感を忘れようとする。
だって、いま出してしまったら……そしたら……。

「あはっ……我慢してるんだ♪
 諦めて早くぴゅーってしちゃえばいいのに」

リリィさんが含み笑いをしながら、
僕のお腹の上に小さな花を押し当ててる。
それはリリィさんとはじめてあったときに見せられた呪いの花。
あのときさせられた約束は、
リリィさんにゲームで勝つまで森から出られないこと。
そしていまは……っ……。

「そしたらとっても楽になれるのに。
 なんにも考えずに幸せなまま、
 ずっとずーっと私とお姉ちゃんの奴隷さんでいられるのに」

「そんな……の…っ……」

「あ、信じてくれてないのかな?
 言っておくけどね、お姉ちゃんが君を引き止めなかったら
 森から出たら呪いで死んじゃうところだったんだよ?」

あっさりとしたその言い方に、背筋がぞくっと震える。

「なのに逃げ出しちゃう悪い子には、
 もっときつい呪いをかけてあげないとだめだよね。
 逃げ出そうなんて二度と考えないようにしないと」

次に射精したら記憶を消される。
僕がもとは町にいたことも、親兄弟や友達のことも。
なにもかも全部忘れてしまう。
そういう呪いがかけられちゃう。

――だけど、最後のゲームに勝てたら許してあげる。

リリィさんはそう言った。
だから……我慢しないと……。
出さないように…しないと…っ……。
精液なんて……どくどく……なんて……しな…ぃ…。

「ふふっ、さっきまであんなに私のおっぱいに
 しがみついて精液ぴゅーぴゅーしてたのに、
 今度はなかなかしてくれないんだ?
 じゃあ……私の方からしちゃおっか」

サリィさんがにんまり笑って、
自分の胸に左右から手を当てる。
そのままおっぱいを……交互に…揺らして……ひ…ぁ…っ…!

透明な汁でぬるぬるになったおっぱいの谷間で、
おちんちんが左右から揉みくちゃにされる。
それだけで射精感が膨れ上がって、根元までこみ上げる…!
出ちゃう……出ちゃう…ぅ……ぅ…っ…!

(……ぁ……だ…め……っ…)

歯を食いしばって目を見開いて、我慢する。
おちんちんの根元のあたりが、
ぼこん、ぼこん、と異常なほどにへこんだり膨らんだりする。
だけど、出しちゃいけない……出しちゃ…っ…。

「わ、すごいね…♪ ちゃんと我慢できるんだ。
 さっきまではもう垂れ流しちゃうぐらいの勢いで、
 どくどくー♪とぷとぷー♪って気持ちよさそうに出してたのに」

サリィさんが笑いながら、僕に手のひらを少し見せる。
そこにはまだ乾いてない精液がべっとり残ってる。

「ほら、こんなにいっぱい出したんだよ?
 お姉さんの手に一生懸命おちんちんこすりつけて、
 目をとろーんとさせながら、精液こぼしてたでしょ?
 ほら、すごい気持ちよかったよねー」

そんなこと……言われたら…っ……。
つい数分前の気持ちよさをどうしても思い出しちゃう。
目の前が真っ白になるみたいな最高の気持ちよさ。
あれを……もう一回……。

「……ん……ぅ…っ…!」

ほんのちょっと心が揺らいだだけで、
たちまち腰の奥が震える。
ペニスの中を駆け上りそうになる精液を、
必死に根元を張りつめさせてこらえる…っ…。

(……ぁ……出したい…っ……出したい…よ…ぉ…で…も…っ…)

「すごい頑張るねー、ほんとにゲームに勝つつもりなのかな?
 そうだよね、我慢できたらそのあとで
 いっぱいいーっぱい精液出したらいいもんね」

リリィさんが楽しそうに囁く。

「だけど、そんなことできるのかなー?
 もういまにも出ちゃいそうなのに…♪」

リリィさんの指がシャツの脇から入ってきて、
僕の乳首を……爪で引っ掻く…っ…。

「……ぁ……あぁぁぁあっ…!」

快感が背筋を駆け抜けて、でもそれを吐き出せなくて
どうにもならなくて頭がおかしくなりそうだった。
反射的に立ち上がって快感から逃げようとして、
でもリリィさんが覆いかぶさっているせいでそれもできない。

「だめだよー♪ 奴隷さんはご主人様の命令がないと
 勝手にどっか行ったらだめなんだから」

「……ぁ……は…ぁ…っ…」

呼吸が浅くなって、もう喋ることすらままならなかった。
もうあとほんのちょっとでも刺激されたら、
たちまち精液がこぼれちゃいそうだった。
なのに、リリィさんが容赦なく背後から体重をかけてくる。

「ほーら、おちんちん動いたら気持ちいいよー♪
 やーらかいおっぱいのあいだでね、
 先っぽむにゅむにゅーってされながら白いどろどろ出したらね、
 もうやみつきになっちゃうよ?」

「うん、いっぱい出してくれていいからね…♪
 私は奴隷さんでもちゃんと可愛がってあげるから、
 君の好きなときに好きなだけ、
 おっぱいの中でびゅーびゅーしていいよ?」

サリィさんがまたおっぱいを交互に上下させる。
谷間がまるで生き物みたいにやらしく動く。
ぐちゅぐちゅって音を立てながら、快感が絡みついてくる。
いま出したら最高に気持ちいい。気絶するぐらい気持ちいい。
身体がそうやって訴えかけてくる。

「……ぅ……あ……う…ぉ……あ…ぁぁ…っ…」

ほとんど叫びながら、それでも我慢する。
家族を、友達を、みんなの顔を思い出す。
忘れたくない。覚えていなきゃ…っ……。
涙がにじんで、視界がぼやける。
みんなの顔が、かすれて。

「じゃあ、そろそろ精液出しちゃおうねー♪」

リリィさんが片腕で僕の腰を抱く。
おっぱいが僕の背中にむにっ…と押しつけられる。
それから……腰が揺らされる。
リリィさんが僕の腰を抱いたまま、
僕の身体を前後に……動かし…て……っ…。

腰が勝手に前に進んじゃう。
下乳がたぷたぷって僕の腰にぶつかる。
おちんちんの先っぽが乳肉をかき分ける感触。
ついで引き抜かれるときの乳肉が吸いつく感触。
それからまた谷間をかき分けて、引き抜いて。

おちんちんがサリィさんのおっぱいの間で、
にゅぷぷぷっ…♪ ぬぷぷっ…♪とやらしい音を立てる。
おちんちんが上も下も左も右も、
どこもかしこも柔らかいぬるぬるで包まれて。
サリィさんが胸を左右から寄せながら微笑む。

「ふふっ……いっぱい出してね…♪」

「………ひ…ぁ……あぁああああぁぁああぁっ!!」

谷間の中で精液が溢れかえってこぼれ出す。
ペニスの根元が大きく何度もひくつく。
おちんちんの中を精液がどくどくと駆け抜ける、
その最高の気持ちいい瞬間が何秒も何秒も続く…!

……びゅくびゅっ…! びゅぶぶっ…! びゅぶっ……じゅびゅぶっ…!
ずびゅっ…! どぷびゅっ……ぶぴゅっ…!

出しながらも、ずっとリリィさんが僕の身体を揺らす。
気持ちよさが薄れそうになるたびに、
強制的にまた絶頂が引きずり出される。
おっぱいの中に精液をまた注ぎ込む。

何度も何度も射精する。
そのうちだんだん意識が白くかすんでくる。
腰だけが動いて、気持ちよくて
意識が遠く……なって……く………。
 
 
 
 
 
 
「あら……疲れすぎて眠っちゃった?」

「うん、そうみたい。さすがに無理させすぎちゃったかな?」

「もう、あんまり無茶させちゃだめよ?
 呪いの話もそうだけど、嘘はよくないし」

「大丈夫。この子素直だから、嘘だって気づかないもの。
 それにああでも言わないと、ただ気持ちいいことに溺れて
 本当にお猿さんになっちゃうでしょ?」

「ふふっ……それもそうね」

「でしょ?
 私たちの可愛い奴隷さんなんだから、
 末永く大切にしてあげないと……ね♪」

END