エルフさんをだましたら

学校の友だち数人で、度胸試しをしようって話になった。
それで選んだのが、東の森だった。
そこには人間を嫌っているエルフ達が住んでいて、
入ってきた者には呪いをかけてしまうって言われてた。

その森に入って、どこかに生えているという青い花を取ってくる。
最初に取ってきたやつが、ぼくらのリーダーになる。
そういうルールだった。
 
 
森に入ってほどなく……ぼくはみんなとはぐれてしまった。
いくら歩いても、みんなは見つからない。
帰りたいけど、ちゃんと森の外に向かっているのかも分からない。
不安で胸が潰れそうになって、でもそのとき急に視界が開けた。

「………ぁ……」

湖があって、そこでひとりの女の人が水浴びをしてた。
白い肌に、とてもきれいな金色の髪だった。
ぼくらの町にも色白だったりブロンドの髪の人はいるけど、
そういうのとはもう全然ちがう。

肌はケーキのクリームみたいに真っ白くて、
髪も太陽の光を弾いてきらきら光ってる。
こんなにきれいな人、見たことなかった。

それに……おっぱいも大きくて、腰もほそくて、
なんだか見ているだけでえっちな気分になっちゃう。
ズボンの中で、おちんちんがむくっと大きくなる。

最近覚えたあれ……オナニーっていうんだっけ。
おちんちんを指で上下にしこしこ…ってしたい。
一番気持ちよくなると、変な液体のが勢いよく出るけど、
あのお姉さんを見ながら、あの白いのをびゅーってしたい。
したい……おちんちん…さわりたい…よ…ぅ…っ…。

気づいたら、もうズボンをずり下げてた。
指で輪っかを作って、おちんちんの先っぽの
膨らんだところに引っかける。
そのまま上下にしごくと、おちんちんの皮が一緒に
しゅこしゅこって動いて、すごく気持ちいいぃ……。

お姉さんは、僕にぜんぜん気づいてない。
手で水をすくっては、身体にぱしゃぱしゃっ…てかけてる。
そのたんびに、大きなおっぱいがゆさゆさ揺れる。
顔は見えないけど、かわりにおっぱいの先っぽや、
丸いお尻とかが丸見えだった。

あのお姉さんに抱きつきたい。
そうしたら、こうやって自分でするより気持ちよくて
きっと抱きついただけで白いのがびゅーっと出て、
それがお姉さんの胸やお尻にかかって……。

「……ぅ……ぁ…っ…!」

こすりはじめたばっかりなのに、
もうおちんちんから液体が噴き出す。
土や雑草のうえに、白く濁ったのがいっぱいかかる。

頭の中がじんと痺れたように気持ちいい。
それを少しでも長く強く感じたくて、
白いのを出しながらも、さらに必死にしごきつづける。
後から後から液体が出てきて、辺りの草や花にかかる。

(……あ…ぁ……やっちゃった……)

なんだかとても悪いことをしたような、
そんな後ろめたさでいっぱいになる。
だけど……すごくすごく気持ちよかった。
あのお姉さんの裸を見ながらだったら、
きっと何回だって……。

(………あれ…?)

視線を地面から湖に戻すと、
あのお姉さんの姿が見当たらなかった。

「ねえ……なにしてるの?」

背後から声がかかって、驚いて振り返る。
さっきまで湖にいたはずのお姉さんだった。
いつのまにか薄緑色のローブまで着てる。

「あれ……君は人間の男の子だね?
 めずらしいね、こんな森の奥まで来るなんて。
 で……なにしてたの?
 それって……たしか、ペニスっていうんだよね」

言われてやっと、下半身丸出しの自分に気づく。
慌ててズボンを引き上げる。
お姉さんはそんなぼくを面白そうに見てる。

「なんだ……隠しちゃうんだ?
 男性の性器を見る機会なんてめったにないから、
 観察させてもらおうかと思ったのに」

目を細めながら、お姉さんが髪をかき上げる。
金色の髪の隙間から長く尖った耳が見えて、
思わず「あっ」と声を出してしまう。

「ふふっ、どうしたの。そんなにびっくりして。
 もしかして……私がエルフだって気づいてなかったの?
 ずいぶんと間の抜けた人間さんね」

エルフに呪われる、という噂を思い出す。
背筋がぞくっと恐怖で震える。
エルフのお姉さんはにたっ…と微笑んだ。
 
 
     * * *
 
 
一時間ほどのち、ぼくらは楽しく会話をしてた。
エルフのお姉さんは、リリィっていう名前だった。
人間を呪うっていうのは森を荒らされないために流した噂で、
本当はそんなことしないらしい。
ぼくみたいに迷い込む人間もたまにいるけど、
記憶だけ消してから町のそばに送り返しているんだって。

リリィさんは森の外のこと、とくに町の生活を知りたがった。
生まれてから、一度もこの森から出たことがないらしい。
興味を持ってくれるのが嬉しくて、ぼくもたくさん喋った。
学校のこととか、友だちのこととか、ほんとにたくさん。
そうしてるうちに、リリィさんが思い出したようにいった。

「ね……そういえば私とあったときしてたこと。
 あれはなんだったの?
 あれも君の町で流行っている遊びなのかな?
 男性器を握って、一生懸命に動かしてたけど」

「み……見えてたの…?」

「こう見えても私、仲間の中でいちばん目が良いんだよ。
 男性器……ペニスとか、おちんちんって言うんだよね。
 あれの先から白い、精液がびゅーって出るのもちゃんと見えたよ?
 でもちょっと不思議だな。
 あれは、女の人とするときに出るって聞いてたのに。
 人間のはちょっと違うのかな?」

ぼくは頭の中で必死に言葉を探す。
リリィさんは、ぼくをからかっているわけじゃない。
エルフというのは大半が女性らしくて、
だから男性についての知識がほとんどないらしかった。

「あ……あれは、えっと……なんていうか
 一人でする……遊び、みたいな。
 そう、人間の男の子がする遊び…なんだ」

「そうなんだ……でも残念。
 私にはペニスがついてないから、できないね。
 ね、他にはなにか面白い遊びないのかな?
 私でも一緒に遊べるみたいな」

リリィさんは小首をかしげて、ふふっと笑う。
そんな仕草を見てるだけで、胸がどきどきする。
髪の隙間から、尖った耳がのぞいてるのが可愛くて
指で触ってみたいなんて思ってしまう。

それだけじゃない。もっと色んなところも。
さっき湖でみたリリィさんの裸を、
今度は間近で見て、触って、匂いをかいでみたい。

ズボンの中でまた、ペニスがむくっと膨らみはじめる。
こんなこと考えちゃいけないと思うのに、
リリィさんとえっちなことをする想像が止まらない。
なんとかして、そういうことができないか考えちゃう。
それで気がついたら、突拍子もないことを口にしてた。

「そ、そういえば……二人でできる遊び、あるよ。
 女の子が、その…男の子のペニスを触って。
 男の子の方は、女の子の胸とか触るの」

「え……?
 それはセックスっていうんじゃないのかな?
 だめだよ。それは恋人同士でするものなんだよ」

ぼくの提案は、あっさりと否定されてしまう。
もちろんリリィさんの言う通りなんだけど、
ぼくはもう後に引けなくなってた。

「ち……違うんだよ。
 えっとね、セックス…だけど、ちょっと違うんだ。
 お互いに相手の気持ちいいところを触って、
 さきにイッちゃった方が負けっていう、ゲームなんだ」

口からでまかせもいいところだった。
どこか異国にはそういう風習があるって噂は聞いたことあるけど、
ぼくらの町ではまさか流行ってない。
それどころか、まともなセックスだってぼくも友だちもまだしてない。
でもリリィさんは興味深そうに「へぇ…」と呟いた。

「人間は色んなこと考えるんだね。
 性行為でも、楽しい遊びにできちゃうんだ……すごいなぁ。
 ね……そのゲームを知ってたら、
 いつか人間の町に行ったときでも、人気者になれるかな?」

リリィさんが僕の顔をのぞきこんでくる。
ふわっと、花の香りと女の人の匂いが混じりあったような、
頭がとろん…とする匂いがする。
おちんちんがズボンの中でがちがちに固くなる。

ゆったりしたローブの上からでも分かる、
大きな胸のふくらみを、ついじっと見てしまう。
さっき湖で見た、生のおっぱいが頭から離れない。

本当はそんな遊び、少しも流行っていないのに。
リリィさんには嘘をついてだますことになっちゃう。
なのに、おちんちんがひくひく蠢いて、我慢できない。

「う、うん……きっとすごく人気者になれるよ…っ…」

「ほんとにっ…♪
 じゃあ、どんなふうにするのかちょっとだけ教えてよ。
 ルールとか、勝ち負けの決め方とか」

リリィさんが僕の腕を抱き寄せて、嬉しそうにはにかむ。
二の腕のところに、おっぱいがむにっと当たる。
おちんちんが勝手に震えて、触ってもないのに出ちゃいそうだった。
でも、息を止めて必死に射精をがまんする。
もうすぐ、もっとえっちなことができるのに。
リリィさんの身体にびゅーって白いのできるのに、
いま出しちゃうなんてもったいなさすぎるっ…!

「さ、最初は……女の子が、おっぱいで……
 男の子のペニスを刺激するんだ……。
 それで五分間我慢できたら、男の子の勝ち。
 出しちゃったら、女の子の勝ち」

思いつくままに、でたらめなルールを言い立てる。
いまはもう、リリィさんの胸で気持ちよくしてもらうことしか
考えられなくなってた。
そのための嘘なら、いくらでも湧いてきた。

「胸で刺激って……たとえばこんなふうに?」

リリィさんがぼくの手をとる。
ローブのゆるく開いた胸元に、ぼくの手が入ってく。
手の甲が、すべすべの肌にこすれる。
それから、むにゅっ…とした圧倒的な柔らかさに包まれる。

「……ぁ……やらか……い…ぃ…」

「ふふ、そうでしょう?
 エルフは森の精霊の加護のおかげで、
 長い寿命のほとんどを、身体が一番成熟してる状態に保てるの。
 だからね、おっぱいだって一番柔らかくて、同時に張りがあって、
 撫でるのにも、揉むのにも、最高のさわり心地なんだよ?
 ほらほら、今度はぎゅって指でつかんでごらん」

ローブのなかで、リリィさんの手がぼくの手に重なる。
うっすらと彼女の手に力が込められて、
そのまま促されるままにおっぱいに指を埋める。

「……あ……ぁ……ぁ……すご……っ…」

指がやわらかさの中にずぶずぶっと沈んでく。
おっぱいが形を変えながら、指のあいだに入り込んでくる。
やらかい……なんてやらかいんだろ……。

「で、この状態でおちんちんを刺激すればいいのかな?」

リリィさんは無邪気に微笑んで、
片手を僕のズボンのところに伸ばしてくる。
テントを張ったみたいに突っぱってる股間に、
白くてほそいきれいな指が伸びてきて……。

「ま…待って………いま、触られ…たら……っ…」

ぼくの言葉は間に合わなかった。
リリィさんの五本の指が
おちんちんをズボンの上からきゅっ…とつまむ…!

「……ひ…ぁ………あ…ぁ……あぁぁあぁぁ…っ!」

びゅるるっ…!びゅるるぅっ…!と
おちんちんの中を液体が勢いよく流れてくのが分かる。
あっというまにズボンの中がぬるぬるになって、
あったかい粘り気におちんちんが覆われる。

「え…え………もう出ちゃったの?
 君、このゲーム得意なんじゃなかったの?
 でも、これで私の勝ちだね。ゲームはもう終わり?
 ふふっ、思ったより簡単だね」

「あ……ちが…っ…」

射精の余韻に浸りながらも、ぼくはまた言葉を探す。
もうこれで終わりだなんて、そんなのいやだった。
もっと、もっと気持ちいいことがしたいのに。
リリィさんのおっぱいだって、もっと触りたいし
その先のことだってしてみたい…!

「その、いまのは反則……なんだ…。
 えっと……おっぱいでするときは、その手とか
 使っちゃだめなんだよ…っ。
 そ、それでびっくりして出しちゃったんだ」

「あ、そうだったの? ふふ、ごめんね。
 お姉さん、まだよくルールが分かってなくて。
 じゃあ、もう一回チャレンジしてもいい?
 おちんちん、まだ大きくできる?」

口で答えるかわりに、ズボンの中がたちまち膨らむ。
出したばっかりだけど、さっきとまるで固さは変わってない。
リリィさんの身体でだったら、何回だって出せそうだった。

「じゃあ、今度はルールちゃんと守るね。
 えっと、胸以外で触っちゃだめってことは……」

ぼくの手をいったんローブから抜いて、
リリィさんが胸元をさらにはだける。
ゆるいローブの襟元から肩を持ち上げて、
そのまま片腕ずつ、腕を服から抜いてしまう。
もちろん……おっぱいだって服の外にこぼれ落ちる。

「……ぁ………おっぱい……」

思わずふらふらと手を伸ばして、
左右の乳房それぞれに手のひらをぴったり押しつける。
さっきまでもたっぷり触っていたはずなのに、
まだまだ触り足りなかった。

「そんなにおっぱい好きなの?
 じゃあ……こんなこともしちゃおっか…♪」

リリィさんがぼくの首に手を回して、
頭ごと自分の胸元に引き寄せる。
ミルクに蜂蜜を混ぜたみたいな甘い匂いがしたかと思うと、
途端に顔いっぱいに、むにゅんっ…としたものが当たる。
リリィさんのおっぱい、やわらかすぎる…よ…ぉ……。

鼻筋を谷間に突っ込んだまま顔を左右に動かすと
ほっぺたに、リリィさんの乳房が何度もこすれる。
すべすべで、むにむにしてて、良い匂いで……あぁ……。

「君のおちんちん、またびくびくってしてるよ?
 指で触ったら、すぐにでも出ちゃいそうだけど、
 でもそれはルール違反なんだよね?
 ね、私はこういうときはどうしたらいいのかな?」

「は……挟んでっ…!
 おっぱいで、おちんちん挟んで…ください…っ…」

「挟む……? おっぱいでおちんちん挟んじゃうんだ?
 人間はやっぱり面白いこと考えるんだね。
 でも、そんなに必死な顔でお願いしなくてもいいのに。
 これはゲームなんだから、私もちゃんとルールは守るよ」

このおっぱいで、ぐちゅぐちゅに扱いてほしい。
その思いからとっさに言ったことだったけど、
リリィさんは素直に信じ込んでくれた。
期待でおちんちんが破裂しそうなぐらいに震える。
早く……早く挟んでほしい………はやくっ…!

「ふふ、それじゃあいったん頭を胸から離してね?
 うん……そうそう。それで地面に座って。
 そしたら、私の方から覆いかぶさってあげられるから、
 しっかりおっぱいで挟んであげられるよ。ほぅら…♪」

左腕で下乳を持ち上げたまま、
リリィさんがぼくの股間に身体をうずめる。
上を向いてがちがちに勃起したおちんちんが、
ふわふわとした柔らかい谷間に挟まっていく。

「えへへ……君のおちんちん、
 私のおっぱいで食べられちゃったね…♪
 このまま動いてあげたらいいのかな?
 それで君は頑張って五分我慢するんだよね。
 じゃあ、スタート♪」

さっき大量に射精したせいで、
ペニスにはすっかり白いぬるぬるがこびりついてる。
リリィさんの谷間にもそれがまとわりついて、
くちゅっ…にちゅちゅっ…と、えっちな音を立てていく。

目の前が真っ白になるような快感が走って、
もうリリィさんの顔さえまともに見れない。
いましがた射精したばっかりじゃなかったら、
絶対に挟まれたとたんに出しちゃってたと思う。

「にーぃ、さぁーん……♪」

リリィさんは楽しそうに数をかぞえつづける。
まだ三秒しか経ってないなんて信じられない。

おちんちんが右も左もおっぱいに包まれて、
ぬるぬるで、熱くて、にちゃにちゃで……。
あぁ……なにも考えられなくなる……っ……。
出ちゃう……出ちゃうよ……ぉ…。

ちょっとは我慢しなきゃ。
そうじゃなきゃ、このゲームが嘘だってばれちゃう。
おちんちんを気持ちよくしてもらうために
リリィさんをだましたってことが、ばれちゃう。
…うぁ……で…も……。

「しーぃ……ごーぉ……」

リリィさんはカウントを続けながら、
おっぱいを両脇からぎゅうっと寄せてくる。
谷間が狭まって、おちんちんを押し潰す。

ぬちゅぬちゅっ…という音を立てながら、
おちんちんがおっぱいの間に埋もれる。
腰から身体中にぞくぞくした快感が広がってく。
気持ちよすぎて、おちんちんがで溶けてなくなっちゃう。
本気でそんな心配をしてしまう。

「ろーくぅ……しーちぃ……。
 ふふ、目をぎゅってつぶって……大丈夫?
 まだ十秒も経ってないけど、五分耐えられる?
 あ、はーちぃ…♪」

おっぱいを寄せたまま、リリィさんが身体を上下に揺らす。
おちんちんが真っ白な乳房に埋もれては、
一瞬だけ隙間からくちゅっと顔を出す。

動きにあわせてピンク色のきれいな乳首がも上下する。
下乳が、たぷん、たぷんっ…って、ぼくの腰に当たる。

「きゅーぅ……ふふっ」

小さく笑ったリリィんの吐息が、おしっこの穴にかかって
全身にくすぐったいような震えが走る。
身体がひくって痙攣して、我慢してる力が抜けちゃう。
あ……あ…ぁ………だ…め…っ……。

「じゅー……きゃっ」

びゅるちゅっ…!ずびゅっ……じゅびゅ……っ…!

リリィさんの谷間で、白い精液が噴水みたいに
びゅくびゅくと噴きあがっていく。
そのあいだも、おちんちんの根元から搾り取るみたいに
おっぱいが下から上にむにゅぅっ…って動きつづける。

「ぁ……気持ちい…ぃ……止まらな…っ……」

びゅるっ……じゅぶっ……びゅくるっ…!

ぬるぬるのおっぱいに挟まれたまま、
何度も何度も白い液体を撒き散らす。
きれいなリリィさんの身体にも、髪にも、
ぼくのねばねばしたのが飛び散ってく……。
あぁ……ごめんなさ……でも…気持ちいいぃ……。
 
 
 
「もう……まだ十秒も経ってなかったよ?
 それなのにこんなに出しちゃって……。
 さっき君が自分でしてたときの何倍も出てるし…。
 ねえ、本当に君、このゲーム得意なのかな?」

「う、うん……でも、リリィさんのおっぱいが
 あんまり気持ちよかったから……」

「そっかー……ふふ、そう言われると嬉しいな。
 けど、これでゲームは私の勝ちー。
 えへへ、私、すごい強いね…♪」

あ…、という呟きがこぼれる。
そうだった。ぼくが負けたから、これで終わりなんだ。
でも、しょうがない……よね。

リリィさんのおっぱいで挟んでずりずりまでしてもらって
それであんなに出したから……もう満足しないと。
満足して……もうやめないと…………。
やめる……やめる前に……あと一回だけ……。

「ま、まだ終わりじゃないよ……!
 このゲームは、えっと、
 どっちかが参ったっていうまで、ずっと続くの。
 だから、いまはリリィさんが得点リードしてるけど、
 ぼくにも逆転のチャンスがあるんだよ…っ」

「んー……何回やっても同じ結果になる気がするけど」

「そんなこと……ない…よっ。
 ぼ、ぼくはおっぱいには弱いけど、その……あれ、
 ちゃんと…セックス、するのには強いんだ……」

言ってることはもう滅茶苦茶だった。
だいいち、セックス自体ぼくはしたことない。
女の人の裸を見て、おっぱいに触るのだって、
ほんとはリリィさんがはじめてなのに。

だけど、このまま終わりたくなかった。
おちんちんがむくむく膨らんで、また射精したいって主張する。
リリィさんともっともっと、えっちなことがしたい…!
それで、それでどうせなら、セックスしたい…っ…。

「じゃあ……してみる?」

リリィさんはなにも質問せずに、ぼくのペニスに手を添えた。
すでに半ばまで固くなっていたおちんちんが、しゅこしゅこって擦られて
あっというまに限界まで大きくなる。
それと一緒に、えっちな気持ちがまた膨らんでくる。
あの白いのを出したい……リリィさんの中に射精したい……。

リリィさんが身体を持ち上げて、ローブの裾をめくる。
髪の毛と同じ、透けるように綺麗な金髪がうっすらと見える。
友だちと回し読みしたえっちな本にあった、
人間の女の人のあそこと同じ形をしてた。

「何秒持つか、試してみよっか…♪
 今度は君が数をかぞえてね」

腰がゆっくりと落ちてくる。
焦らすみたいに、割れ目のところで何度かペニスをこすって
それからしずかに、少しずつ性器を飲み込んでく。
リリィさんの中はぬるぬるに濡れてる。
なんの抵抗なく、おちんちんがにゅるっ…にゅるっ…と入ってく。

「……ぁ……っ……」

おちんちんの先っぽ部分が入ったところで、
感じたことのない気持ちよさで、身体が反り返る。
おっぱいみたいなすべすべとはまるで違う、
ぬるぬるで、しかも幾つものひだがあって……。
なにこれ……気持ちよすぎる…よ…ぉ…。

「んっ…♪」

根元までおちんちんを飲み込んだところで、
リリィさんが息を吐きながら、一回だけ腰を上下に振った。
途端に、信じられない快感が駆け巡る。

あ…ぁ…っ……おちんちんの裏にひだが…にゅるっ…って。
……ぅ…あ……周りがきゅうっ…って締めつけて……っ…ぁ…。

「だ…め………で…ちゃ…うぅぅ…っ…!」

じゅぶちゅっ…!ずちゅちゅっ…びゅ……びゅぶぶっ……!

リリィさんのなかに、精液がどぷどぷと吐き出される。
気持ちよすぎて、もう目が開けていられない。
まぶたをぎゅっと閉じて、地面に爪をつきたてる。
お腹の下のあたりがぼこっ、ぼこっと変な音を立ててうごめく。
精液がまた勢いよく流れ出てく。

びゅぶるっ……じゅびゅっ………びゅくっ……!

……びゅるっ……ずちゅっ……びゅ……ぶっ………びゅ…っ…。
 
 
     * * *
 
 
長い時間をかけて、やっと射精が終わる。
でも、すっかりおちんちんの震えが止まっても、
まだリリィさんはぼくの上に乗ったままだった。

「入れただけで出ちゃったね……。
 ねえ……君はセックスには強いって言ってたのに。
 あれは嘘だったのかな?」

「あ……ごめんなさ……」

「うん、謝るっていうことは、やっぱり嘘だったんだ?
 私もね、途中からそうかな、とは思ってたの。
 だって君、あまりにもすぐ射精しちゃうし。
 それに出してるときも、少しも負けて悔しそうじゃなくて
 よだれまで垂らしてよがってるし」

リリィさんは、ぼくの腰に乗ったまま身体を揺らす。
挿入したままのペニスに、またぬるぬるの肉が絡みついてくる。
考えるまもなく、またおちんちんが大きくなってく……。

「君は、私とえっちなことがしたいから嘘をついたんだ?
 そんなゲームなんて存在しないのに、
 やらしいことがしたくて、私をだましたんだ?
 そんな悪い子には……呪いをかけちゃおっか」

妙にひくく沈んだ声で、でもちょっとだけ悪戯っぽさを含んでる。
その声でくすくすと笑いをこぼしながら、
リリィさんがどこからか小さな青い花を取り出す。
花びらの真ん中の軸が、蛍みたいにうすく光ってる。
それをぼくのお腹に押しつけて、口の中でなにかを小さく唱えてる。

「ん……これがなにか気になる?
 これはね、約束の花っていう呪いの植物なの。
 効果は、これを貼り付けた相手と契約を交わすこと。
 ね、どんな契約を交わしたか、もう分かるかな?
 そう、君の言ったゲームを本当のことにしちゃったの。
 君はね、もう私に勝つまではこの森から逃げられない」

「そん……な……」

「なに泣きそうな顔になってるのかな?
 君が悪いんだよ……お姉さんをだましたりなんてするから。
 でも大丈夫。いまからゲームに勝てばいいの。
 今度こそ五分間耐え切ったら、ちゃんと町に返してあげる。
 負けたら……うん、私の奴隷にでもなってもらおっか」

ふふっ、と笑って、リリィさんが身体を左右に捻る。
ペニスにまとわりついた肉が、
それにあわせて、くちゅっ、くちゅちゅっ…って蠢く。
おちんちんがまた、びくびくって震える。
だ…め……っ……こんなの……すぐにっ……。
我慢しなきゃ……五分は…耐えなきゃっ……。

「うん、ちゃんと我慢してるね。いい子いい子。
 そうやって出すのを怖がらないと、ゲームにならないもんね。
 さっきは入れた途端に出しちゃったけど、
 今度はちゃんと、三百秒間じっくり我慢しなきゃね」

三百秒、と聞いて、思わず身体の力が抜けそうになる。
そうだった。五分ってそんなに長いんだ。
おっぱいでだって十秒も持たなかったのに、
そんなの…ぜったい無理だよ…ぉ……。

「だめだよ、諦めちゃったら。
 お父さんにもお母さんにも会えなくなっちゃうよ?
 学校で友だちと遊ぶこともできなくなっちゃうよ?
 ほら、頑張って頑張って…♪」

ぼくを応援するようなことを言いながら、
その一方でリリィさんは激しく腰を動かす。
わずかに腰を持ち上げては落とす。
ちゅぷっ…ちゅぷぷっ…ってリズムよく音が鳴る。
おちんちんが、とろとろのお肉を何度もかきわけてく。
出したい……出したい…けどっ……!

奥歯をぎりっと噛みしめる。
歯がこすれて、ぎしぎしって異様な音を立てる。
でも、気持ちよさはほんのちょっとしか減ってくれない。
おちんちんの根元の震えがつよくなって、
ぴくぴくぴくぴくっ…って痙攣したみたいになる。
うぅ……あぁ……もう……っ。

「あら、出ちゃいそうかな?
 じゃあ……ちょっとだけサービスしてあげようか。
 君に休憩の時間をあげる」

リリィさんが腰を上下させるのやめる。
焼けつくような快感が、やっと少し収まる。
まだおちんちんの周りの肉はやんわり収縮を繰り返してるけど、
ぎりぎり耐えられるぐらいだった。

「ふふ、ほっとした顔しちゃって…♪
 でも、私も完全に休ませてあげるほどは優しくないよ?」

ぼくに馬乗りになったまま、リリィさんがわずかに前のめりになる。
目の前に、エルフのお姉さんのおっぱいが広がる。
谷間や乳首の先っぽに、さっきぼくが出した精液が垂れてて
すごくえっちな眺めだった。
見てるだけで、さっきびゅーってしたのを思い出しちゃう。
あれ、とっても気持ちよかったな……もう一回したい……。

「んんー…♪ どうしたのかなー。
 休んでるはずなのに、おちんちんがぴくぴくしてるけど。
 お姉さんのおっぱい見てるだけで、興奮してきちゃった?
 いいんだよ、べつに君の好きに触っても。
 それでもちゃんと五分間耐えられるなら、なにしてもいいの。
 きっとおっぱい揉みながらじゅぽじゅぽしたら、
 頭が溶けちゃうぐらいに気持ちいいだろうね……♪」

リリィさんがぼくの手をとって、ゆっくりと自分の胸に近づける。
手を振りほどかなきゃと思うのに……動けない。
もう一回だけ、このきれいなエルフのお姉さんのおっぱいを触って
ぐにゅぐにゅってしたくて……あぁ……で…もっ……。

「はい、ぴとっ…とね♪」

手のひらが、やわらかい乳房に吸いついたみたいに貼りつく。
意思とは無関係に、指に力が入ってしまう。
……にゅっ……むにゅっ……むにむにゅっ…と揉んじゃう。

おっぱいの柔らかさが伝わってくる。
脳みそが溶けて流れてきたみたいに、大量の唾液が湧き出す。
いけない……こんなことじゃいけないのにっ……。

「それじゃ休憩も終わりだよ…♪」

リリィさんがまた腰を揺らしはじめる。
大きなおっぱいがそのたびに上下にたゆんたゆんと揺れて、
手のひらから逃げそうになる。
そのやらかい感触を離したくなくて、ぎゅっと乳房を揉み込む。

おっぱいのむにゅっとした感触と、
おちんちんが粘液にまみれながら搾られる感触と、
それが一緒になって、意識が快感で弾け飛びそうになる。

それでも手に爪を立て、唇を噛んで耐える。
両親の顔や、友だちの顔、昨日までの生活がフラッシュバックする。
ここで出したら、なにもかもなくなっちゃう。
今までのぼくの生活が……なにもかも…っ………。

「ふふっ……頑張るんだね…♪
 ねえ……ところでいま何秒経ったのか分かる?
 答えはね……まだ十秒だよ?」

そんな……そんなはずないっ……!
声にならないまま、視線で必死にリリィさんに訴える。
だって、さっき休憩してたあいだだってそのぐらい経ってる。
まだ十秒なんて、そんなはずない……よ…っ。

「君がなにを言いたいかは分かるけど、
 でもよーく思い出してほしいな。
 お姉さん、休憩のあいだも時間をカウントします、
 なんて言わなかったよね?
 だから、まだゲームは始まったばっかりなの。
 まだまだ、ずーっと耐えなきゃね…♪」

それを聞いた途端、全身の力が抜けた。
同時に、リリィさんがなまめかしく身体を揺らす。
ペニスを包んだぬるぬるのひだが不規則に揺れる。
おちんちんが根元から先端に向かって、きゅうぅっ…と吸われる。

「……ぁ……や…ぁ………あぁ…あぁぁぁ…っ…!」

身体が海老反りになって、腰が持ち上がる。
上に乗ってるリリィさんの身体まで持ち上がるぐらい、
激しく強く全身が突っ張る。
腰の奥から、おちんちんの先っぽに向けて精液が噴き出す…!

びゅるぶびゅっ…! びゅぶっ……じゅぶるびゅっ…!
どびゅぶっ……びゅちゅっ……じゅぷびゅっ…!

今まで味わったことのない勢いで、射精する。
身体が反り返り、おちんちんが震えるたびに意識がかすむ。
どくんっ…どくんっ…と性器を吐き出すんじゃなくて、
どくどくどくどくんっ…!どくどくどくんっ…!という感じで迸る。

身体の中のなにかが壊れていく気がする。涙がにじむ。
でも、それでも精液がびゅーびゅーと流れつづける……。
 
 
     * * *
 

はい……これでゲームはおしまい。
やっぱり三十秒も持たなかったね……ふふっ。
これで君は私の可愛い奴隷さんだよ。

え……ごめんなさいって?
だめだよ、君は私をだました悪い子だし、
それにゲームにも負けたんだから。

もう、そんなに泣きじゃくらないの。
しょうがないから……一つだけ良いこと教えてあげる。
あの約束の効果はね、ずうっと続いてるの。
だから、もしいつか君が私にゲームで勝てたら、
そのときはちゃんと町に帰れるよ。
ふふ……安心した?

でも頑張らないと、何年経っても私には勝てないよ。
だから、それまでは私が鍛えてあげる。
それに、なんだったら私の妹とか、友だちとか、
色んなエルフのお姉さん達とも練習できるよ。
みんな、男の子には興味津々だから。

あ、こら……またおちんちん大きくなってるよ。
私やみんなとえっちなことできるって思って
期待しちゃったのかなー、悪い子さん…♪

でも、さすがにおちんちん大きくしたまま
みんなに会うのは恥ずかしいかな?
それじゃ、もう一回私とゲームしていこうか。
身体の中が空っぽになっちゃうぐらい、
たっぷりと精液出していこうね、私の奴隷さん…♪

END