タノシイ実験

「――というわけで、よければ実験に協力してもらえればって。
 あ、先輩、なにか質問があったら言ってくださいね?」

そう言って、芽衣ちゃんがにっこりと笑う。
もともと屈託なく笑う子だったけれど、
久しぶりに会った今日はとくに楽しそうに見えた。

芽衣ちゃんは高校時代の後輩だけれど、
僕が卒業して一年近くたった今ではだいぶ疎遠になっていた。
それがこうして喫茶店で会うことになったのは、
アルバイトをしてみないかと誘われたから。

「えーと、ようするに心理学の実験をするから、
 その被験者になってほしいってことでいいんだよね」

「はい、えと、あとはさっきも言ったとおり、
 実験内容については始まるまでは明らかにできないんですけど。
 先に言っちゃうと、結果に影響しちゃうかもなので。
 でも、危険とかそういうのは全然ないので」

説明に不慣れな様子で、たどたどしく芽衣ちゃんが喋る。
なんでも将来はそういう分野に進みたいそうで、
高校の今から心理学の協会に参加しているとのことだった。
今日のバイトも、その協会経由で頼まれたものらしい。

「いいよ、じゃあ参加しようかな」

大学に入ってからは色々とバイトもしていたし、
べつにお金に困っているわけじゃない。
とはいえ、提示された額はわりと良かったし、
せっかくの後輩の頼みで断る理由もなかった。

それに……下心とまでは言わないけれど、
芽衣ちゃんともっと仲良くなれたら、とも思ってた。
ゆるくパーマのかかったショートヘアを揺らしながら、
嬉しそうに笑う彼女はとても可愛らしかった。

人懐っこい性格は当時と変わりがないようだけど、
身体つきはずいぶんと成長してるようにも見える。
制服のブラウスを程よく押し上げる胸元にも、
瑞々しい色気を感じてしまう。

「やたっ♪」

僕の返事を聞いて、芽衣ちゃんがまた満面の笑顔を見せる。
心の底から楽しそうな表情に見えた。
口元をほころばせながら、僕に笑いかける。

「それじゃ、よろしくお願いしますね……先輩♪」
 
 
 
     * * *
 
 
 
「ここが、今日の実験で使う場所になってます」

案内されたのは、貸会議室がたくさん入ってるビルだった。
最上階まで上がり、さらに一番奥の部屋まで進む。
先導する芽衣ちゃんに続いて、部屋の中に入る。

「…………え?」

思わぬ光景に、つい間抜けな声が出てしまう。
八畳ほどの広さの部屋の中央に、パイプベッドが置かれてた。
しかも、そのベッドにはすでに女の子がひとり横になっていた。

身体には薄手の毛布がかかっているけれど、
どうやら芽衣ちゃんと同じ制服を着てるみたいだった。
眠っているせいもあるかもしれないけど、
芽衣ちゃんに比べると落ち着いた感じの子に見えた。

ただ、大人しそうな雰囲気とは裏腹に、
毛布の上からでもはっきり分かるくらいに胸元が膨らんでた。
すぅすぅと寝息を立てる無防備な表情とあいまって、
しずかな色気が漂ってる……。

「……なんで、この子は、寝て…るの?」

「もちろん実験に必要だから、ですよ?
 この子は私の同級生なんですけど、
 被験者になってもらう了承をもらったので」

僕の問いかけに当然のようにさらりと答えながら、
芽衣ちゃんは用紙の挟まったクリップボードを取り出す。
その紙に書かれている内容を眺めてから、
僕に向かって、また微笑みかける。

「先輩、さっそく実験はじめましょうか。
 ここからは……すべて私の指示に従ってくださいね」
 
 
 
 
 
 
「まず、その子にかかってる毛布を取ってもらえますか?」

「……わかり、ました」

意外な指示に、一瞬言葉が詰まった。
だけど、どうしてそんなことを、と聞くのははばかられた。
実験だから教えてくれないだろうというのもあるし、
それに……どこか有無を言わせない空気があった。

女の子の肩口にかかっている毛布の裾に手を伸ばす。
彼女の長い髪の毛が、僕の手を少しだけくすぐる。
艶々とした黒いロングヘア―だった。
その一方で、肌は透き通るように白い。

変なところを触らないように注意しながら、
毛布をゆっくりと……腰のあたりまでめくり終える。
想像していた以上に豊かな胸が露わになる。
ズボンのなかで少しだけペニスが反応しそうになって、
あわてて視線を胸から外す。

「あ、一番下までめくっちゃってくださいね。
 そういう手順だって、決まってるので♪」

明るい声が、僕の背中にかけられる。
……少しためらったあと、毛布をもう一度手にとる。

腰からスカート、さらに太ももまで露出してく。
それに、なぜか靴下を履いていなくて、
真っ白なすらりとした脚が、つま先まで丸見えになる。
しかもスカートの裾がやけに短くて、
角度によっては下着まで見えてしまいそうだった。

「はい、ありがとうございます。
 じゃあ次に、その子の手を握ってください」

言われるままに……眠ってる子の左手に手を伸ばす。
僕の手のひらに、すべすべとした肌触りが伝わる。
無意識になのか、女の子の指がわずかに動いて、
僕の手をくすぐるように擦ってく。

ペニスがぴくり…と小さく跳ねる。
この子の指でペニスを弄ばれることを想像しそうになる。
なんだか、やけに性的なことばかり考えてしまう……。

「で、今度はいったん手を離して、
 その子の胸の上に手を置いてください」

「……い、いや、ちょっと待って。
 さすがにそれは…………」

つい女の子の胸元をちらりと見てしまう。
ブラウスが窮屈そうに見えるほどの大きな膨らみ。
いくら実験だからって、
勝手に女の子の胸を触るなんて……。

「……くすっ。先輩ったら、なに考えてるんですか♪
 これはたんなる実験なんですよ?
 やらしい行為をするわけじゃないんですから。
 ただ胸の上に手を置く、それだけですよ」

そう言われてしまうと、なにも言い返せない。
反論したら、やましい気持ちがあると認めることになりそうで。

(なら、仕方ない…よね……)

……この子の胸をさわれる。
違う。そうじゃない。手を置くだけ。
実験の一環だから。必要なことだから。

左手をゆっくりと女の子の胸元に伸ばす。
ブラウスの膨らみの上に、
なるべく力を入れないようにして……そっと手をのせる。

(……うぁ……やら…か……ぃ……)

力を込めていないつもりだったけれど、
それでも指先がわずかに乳房に沈み込む。
手のひらにはブラの感触がうっすら伝わってくる。
ペニスが少しずつ膨らみはじめる……。

次の指示が、なかなか来ない。
芽衣ちゃんは用紙になにかを記入していて、
ペンを走らせる音だけが室内に響く。

胸元に置いた手のひらからは、
女の子の体温がしっかりと伝わってくる。
あらためて見ても、かなりの巨乳だった。
可愛い見た目も相まって、男子にはきっと人気があるだろう。

(そんな子の胸を……いま…触って……)

手は動かさないまま、指の腹にだけほんの少し力を入れる。
薄布越しの乳肉に、指先がにゅむっ…とわずかに沈み込み、
かと思うと、弾力を伴って押し返してくる。
あぁ……気持ち…い……。

「先輩、それじゃ次の手順に行きますよ?」

「…………っ…!
 あ、う…うん……わかった……」

芽衣ちゃんの声で、意識が引き戻される。
自分がなにをしていたかに気づいて、
冷や汗が吹き出してくる。

「指示、読み上げますね。
 えっと、ブラウスのボタンを外してください」

「……は………え…っ…?
 なんで……そんな………こと……」

聞き返しながらも、また女の子の胸元を見てしまう。
この子の服を……脱がせる…?
いま触ってるこのおっぱいを、今度は……直に……。

ペニスがひくひくと震える。
もう隠しようがないくらいに、はっきり固くなっていた。
だけど、そのことにはまるで気づかないみたいに
芽衣ちゃんは話しかけてくる。

「ふふっ。さすがにそろそろ説明しないと、
 そんなことしていいのかって、先輩も不安ですよね。
 じつはこの実験、倒れてる女性を発見して救助する際に、
 男性がどんな反応を見せるかの調査なんです」

芽衣ちゃんは、やっぱり笑顔のまま僕に説明してくれる。
だけど、その笑みが明るく朗らかなものから、
どこか陰のある、艶っぽいものに変わってる気がする。

「手を握ってもらったのは脈を測るかわりで、
 胸に手を置いてもらったのは、心臓マッサージのかわりです。
 それで、今度はAEDを使うシミュレーションなんです。
 ほら、機械で心臓にショックを与えるやつですよ。
 あれって、服の上からだと効果がないので」

すらすらと行われる説明が本当のことなのか、
もうよく分からなくなっていた。
頭のどこかが警告を発している気もするけれど、
でもそれ以上に、女の子の胸から目が離せない……。

「なにも、ぜんぶ脱がせろなんて言ってないんです。
 第2ボタンぐらいまで外してもらうだけです。
 ちゃんと事前にこの子から許可ももらってますから、
 心配することなんてなんにもないんです。
 さ、どうぞ……♪」

無意識に、ごくり…と唾を飲み込んでた。
それがきっかけになったみたいに、手が勝手に動く。

まず、首元のスクールリボンを外そうとした。
だけど……外し方がすぐには分からない。
どこかに結び目でもあるのかとリボンを触る。

そのあいだも、ペニスがズボンの下でひくついてる。
はっ…はっ…と、息がみっともなく荒くなってるのが自分で分かる。
手が震えて、何度もリボンを取り落す。
リボンを拾いなおすたびに、腕が乳房に当たる……。

「先輩、襟紐の途中で外せますよ?」

「…ぁ……そう、なんだ………ありがとう……」

芽衣ちゃんに指摘されたとおり、
ブラウスの襟首に通った紐に小さな留め具がついていた。
震える指先で、なんとかリボンを取り外す。

ついで、首元のボタンに指を伸ばす。
やはり何度か指からボタンが滑り落ちたけれど、
それでもリボンに比べればすんなりと外すことができた。

少し開いた首元から、ふわりと良い匂いがする。
香水かボディソープか分からないけれど、
花の香りにうっすらミルクを溶かし込んだような、女の子の匂い。

(……あとは……この下のボタン…だけ………)

ひとつ下のボタンに指をかける。
だけど外そうとすると、手首が胸元に触れてしまう。
たぷ…たぷ…と、やわらかい感触が当たる。

ボタンが……なかなか外れない。
大きな胸のせいでブラウスがぱつぱつに張っていて、
ボタンも上手く穴を通り抜けてくれない。
力を込めるたびに、ブラウス越しの乳肉に手首が沈む。
あぁ……おっぱ…い……やらか…い………。

女の子の胸が、僕の手をむにゅむにゅと押し返す。
カウパーでぐちょぐちょに塗れた下着のなかで、
ペニスが馬鹿みたいに何度もひくつく。
じかに性器を触らなくても、
このままだと射精してしまいそうなほどだった。

(……だけ……ど………)

芽衣ちゃんが僕をじっと見つめてる。
その表情はやっぱり笑顔で、なにを考えているのか分からない。
けど、見られてる。観察されてる。
これは実験なんだ。
だから、だから……っ……。

気力を振り絞って、なんとかボタンを外す。
途端、ブラウスが大きくはだけて、白く深い谷間がのぞく。
ピンクのブラも隙間から垣間見える。
背筋がぞくりと震えて、ペニスがまた震える…っ…。

「はい、お疲れさまでした。
 ちょっと予定より時間が押しちゃってますけど……ふふっ♪
 だから、すぐに次の手順に行きますね。
 それじゃ――ズボンと下着を脱いでください」

「………………それ……は………」

そこから先は言葉が出なかった。
この実験がどこかおかしいと……心のどこかで気づいてはいた。
だけど、それでも。
いくらなんでも……これ以上…は……。

「くすっ、どうして固まってるんですか?
 ね……これは必要な手順なんですよ。
 実験はまだ続くんですから。
 この先の手順に進むためには、必要なことなんです。
 ここから先の……もっと楽しい実験のために♪」

もっと……楽しいこと。
眠っている女の子の胸を、視線が無造作に這い回る。
ペニスを露出させて……その次…は…………。

半ば夢うつつのままに、ベルトのバックルに手をかけてた。
脱いだズボンと下着が、足元にくしゃりと落ちる。
カウパーでどろどろに濡れたペニスが露わになる。

「はい、よくできました♪
 じゃあ、ご期待に応えて次の指示です。
 ――その子にまたがるように、ベッドの上に乗ってください」

返事をするかわりに、ペニスがひくっと跳ねた。
尿道口からまた透明な液体がこぼれ出し、
竿をつうっ…と流れ落ちる。

ゆっくりとベッドの上に乗る。
パイプベッドは思ったよりもしっかりしていて、
多少軋む音はしたけれど、耐久性には問題なさそうだった。

膝立ちのまま女の子の身体をまたぎ、腰を落とす。
目の前に、くっきりと深い谷間が見える。
少し手を伸ばせば、いまにも触れてしまう。
それどころか、腰を少し突き出せば、
ペニスで感触を味わうことさえできるはず……。

「先輩のおちんちん、ガチガチですね♪
 ねえ、なにを期待しているか当ててみましょうか。
 このまま……この子のおっぱいを犯したいって、
 そう思ってるんでしょう?」

芽衣ちゃんが女の子に近づき、
ブラウスの下乳側の隙間に指をそっと差し入れる。
親指と人差し指で、乳肉の隙間をにゅむっ…と少し開く。

「この穴におちんちんを突っ込んで、
 腰をじゅぽじゅぽ動かして気持ちよくなって
 びゅーびゅー射精したいんですよね?
 でも……勝手にそんなことしちゃ、だめですよ?
 これは実験なんですから指示を待たないと」

芽衣ちゃんの指が、何度も乳房の隙間を出入りする。
ペニスが震えて、カウパーがぽたぽたと、
女の子のブラウスに落ちては染み込んでく……。

(……ぁ……早…く………はや…く……っ……)

次の指示がほしい。
腰を前に動かせと言ってほしい。
射精したい。精液を吐き出したい…っ……!

「それじゃ、いよいよ次の手順に行きますよ。
 ちゃんと、間違えずに聞いてくださいね?
 ――そのままずうっと、我慢しててください♪」

「……は……ぇ……ぁ………なん……で…っ……」

ペニスが小刻みに震える。
早く気持ちよくなりたいのに。
なのに……どうし…て………。

「だって、当然じゃないですか。
 これはあくまでも、男性の反応を見る実験なんですから。
 先輩、なにか勘違いしてるんじゃないですか♪
 これはべつに、先輩が快楽を貪るための行為じゃないんですよ?」

「……それ……は………」

「実験の過程で、気持ちよくなってしまうのはしょうがないです。
 その反応を見てるわけですし。
 でも……ほんとうに射精までしてしまったら、
 もうそれは、実験中の事故になっちゃいますよね。
 すやすや眠る女の子がおっぱいに精液ぶちまけられるなんて、
 そんな事故は起こせませんから」

にんまりと笑って、芽衣ちゃんがペニスを指さす。

「だから、もうなんにもしちゃだめですよ。
 おっぱいがぎゅうぎゅうに詰まったブラウスの中で、
 思いっきりどくどく射精したいと思っても、がまんがまん♪」

このまま、ずっと我慢する……?
ほんの数センチ先には、やらしい隙間があるのに。
なのに、なのに……っ…。

カウパーがまた、ぽたり…とブラウスに垂れ落ちる。
なにかおかしな薬でも飲まされたのかと思うほどに、
ペニスはまるで萎える様子がない。
尻の下から伝わる女の子の感触、やらしい匂い、
無防備に眠りつづける表情、ちらちらと見えるピンクのブラ、
ブラウスの隙間から見える下乳の谷間。

はっはっはっ…と過呼吸みたいに、息が荒くなる。
ペニスが痙攣するようにひくつく。
頭が、おかしく……な…っ……。

「ああ、でも」

甘い声。
蜜が絡みつくような暗く甘い声。

「どんなに注意していても、
 事故って起きるときは起きてしまいますよね。
 そんなとき……先輩が私たちの協会に入っていたら、
 ちゃんと会員として守ってあげられるんですけど」

目の前に、用紙を挟んだクリップボードが差し出される。
書いてある内容を読む余裕もないけれど、
ただ大きな署名欄があるのだけは分かった。

「どうしますか、先輩…♪」

僕の指にボールペンが挟み込まれる。
考える間もなく……サインした。

「はい、ありがとうございます。
 これで先輩も私と同じ会員さんですから、
 多少の間違いには目をつぶりますよ」

つづけて入会金がどうだとか、
そんな説明が幾つか聞こえた気もしたけれど、
でも……もうそんなことはどうでもいい……。

腰を前に動かす。
下乳の隙間に亀頭が触れる。
にゅむっ…と幸せな感触がペニスに当たる。
それだけで全身の力が抜けて、射精しそうなほど。

(……ぁ……もっと……もっ…と…っ……)

大量のカウパーにまみれたペニスが、
ブラウスにみっちりと詰まった乳房のあいだを
半ば強引にかき分け、入り込んでく。

かき分けられた乳肉が、
居場所を求めるようにペニスの竿に
むにゅむにゅと絡みつく感触がたまらない。
よだれが唇の端からこぼれてしまう。

「…っ……ん…ぅ……っ………す…ぅ……」

女の子が眠ったまま、わずかに身じろぎする。
胸元が揺れ動くたびに、ペニスが乳房に
にゅるにゅると押し潰される…っ…。

射精感がどんどん膨れ上がる。
いまだに、女の子が目を覚ます気配はない。
それこそ薬でも飲まされているのかもしれない。

半ば乱暴と言えるほどに、腰を突き出す。
亀頭が谷間からわずかに突き出る。
外気に晒され、ひんやりとした感覚が走る。
腰を引くと、ぬるぬるになった巨乳のなかに
ペニスがまた埋もれてく。

「先輩、とってもだらしない顔してますね♪
 実験を楽しんでもらえてるみたいで、
 お誘いした私としてもとっても嬉しいです。
 ね……なんにも知らない女の子の胸を一方的に、
 それこそオナホールみたいに使って快楽を得るのは、
 そんなに気持ちいいですか?」

胸の谷間でカウパーがぐちゅぐちゅと泡立つ音に混じって、
芽衣ちゃんの楽しげな声が聞こえる。

「ふふっ……答えてくれなくても分かりますよ。
 だって本当は、ずっとこうしたかったんですよねー♪
 部屋に入った瞬間から、
 この子のおっぱいに目が釘付けでしたよね。
 もちろん、ちゃんと私には分かってましたよ。
 ばれてないつもりで、おっぱい触って喜んでたのも、
 おちんちんをぴくぴくさせてたのも、ぜーんぶ♪」

ペニスを前後に動かすたびに、
ブラウスの中がぬちょぬちょと熱くぬるんでく。
脳が溶けてしまいそうなほどの快感が走る。

「ずっとずーっと我慢してたんですよね。
 射精したい、精液びゅーびゅーしたいって思ってたんですよね。
 それがもうすぐ、叶っちゃいますよ♪
 くすっ……ごめんなさい、言い方を間違えました。
 先輩はちゃんと我慢してくださるはず……なんですよね。
 ときには間違いが起こることもあるっていう、それだけで♪」

芽衣ちゃんが、ベッドの頭側にすっと移動する。
そして両手を伸ばして……女の子の胸を左右から、ぐっと寄せる。
ペニスにこれ以上ないくらいに、乳房がぎゅっと押しつけられる…っ……。

「こんなことされても先輩は我慢できるはず、なんですよね。
 こうやって、おっぱいで両側からおちんちんを
 ずりずりー♪って扱いても、平気なんですよねー」

快楽そのものみたいなやわらかさが、
ペニスのあちこちを這い回る。
腰が浮いてしまう。
ペニスの根元に精液がとくとくと流れ込んでくる。
尿道口が乳房の表面でぬるぬると擦られて…っ……。

「……ぁ……あああぁぁぁああぁぁ…っ……!!」

どくどくどくどくどくっ…!と、
信じられない勢いで精液が吐き出される。
乳肉のやわらかさに鈴口を押しつけながら、
谷間ぜんぶを満たすように大量の精液が溢れだしてく。

心臓が壊れそうなほどに激しく鼓動を打つ。
どくんっ…どくんっ…!とポンプみたいに
ペニスが跳ねてはどろりとした精液の塊がこぼれる。

たちまち精液の臭いが充満して、女の子の匂いを犯してく。
谷間に収まりきらなかった精液が、
ブラウスにまで黄色く濁った染みをつけていく。
下乳の隙間からも、粘ついた精液がゆっくり流れ出る。

「あーあ、出しちゃいましたね。
 女の子のおっぱいでおちんちん気持ちよくなって、
 我慢できずに、みっともなく、びゅーびゅーと…♪」

くすくすと笑いながら、
なおも芽衣ちゃんが乳房を交互に動かす。
ペニスがまた小さく震えて、
精液をとくとくと少しずつ垂れ流してく……。

「先輩のせいで、実験は失敗になっちゃいましたよ?
 どう責任を取ってくれるんですか」

そう聞かれるけれど、言葉が出ない。
まだ頭の芯がじんじんと痺れていて、上手く頭が回らない。
それに……ペニスにはいまだにおっぱいが押しつけられ、
快感がなおも送り込まれてる……。

「先輩、自分で気づいてますか?
 おちんちん、また固くなってきてますよ?」

精液にまみれて、さらにどろどろになった乳房を使って
芽衣ちゃんがペニスを撫で回す。
あれだけ出したのに、また射精したいと感じてしまう。

「これなら、まだ実験続けられそうですね。
 今度はちゃんと最後まで、我慢してくださいね。
 いくら会員さんでも、そう何度もかばえませんから」

そう言いながらも、まるで射精を引きずり出すように、
芽衣ちゃんは友達の巨乳でペニスをこね回す。
……あ…ぁ……やっぱり……気持ち…い…ぃ……。

「また、だらしない顔になってますよ?
 もしかして、また射精したくなってるんですか?
 女の子のおっぱいでおちんちんをあやされたら、
 何回だってどぷどぷ出しちゃうんですか♪」

ペニスの根元がひくつく。
もういちど射精したい。
あのどくどくと精液を吐き出す感覚に浸りたい。
それしか考えられなくなってく……。

「ところで……私たちの協会では、
 会員さんからの寄付も募ってるんですよ。
 もしもの話、ですけど。
 先輩が寄付してくれるなら、もう一回ぐらいは……」

最後まで聞き終えるまでもなく、
「…寄付…する……から…」と呟いてしまってた。
芽衣ちゃんはもうサインもなにも求めなかった。
ただ笑って、おっぱいをさらに強く押しつけてくれる。

「……ぁ………また……で…る…っ……」

どぷ…どぷっ…と、精液がこぼれる。
先ほどのような勢いはないけれど、
かわりに、とぷ…とぷ…と少しずつ精液が流れる。
意識が溶けていくような甘い快感が長く続く……。

快楽の余韻に浸るように目をつぶっている僕に、
優しく淫らな囁き声が聞こえる。

「……さ、先輩、まだ実験つづけますよね?
 ああ、寄付は何口でもできますから、安心してくださいね」

目を開けて……うなずく。
芽衣ちゃんが笑う。
眠っている女の子も……笑っているように見えた。

「じゃあ、もういちど実験してみましょう。
 先輩がちゃんと我慢できるようになるまで、
 何度でも、何度でも…♪」

END