恋人ショッピング

「いらっしゃいませ。なにかお探しですか?」

いわゆる高級ブランドのお店に足を踏み入れ、
慣れない雰囲気にまごまごしていた僕にかけられた声だった。
誰もいないのかと思っていた店の奥から、
ひとりの女性がゆったりとした足取りで現れる。

うっすらと茶に染めたセミロングの髪に、やや切れ長の瞳。
それほど背が高いわけではないけれど、
落ち着いた物腰のせいか妙にすらりとした雰囲気がある。
それでいて……胸もかなり大きい。
白いセーターを着ているから少し分かりにくいけど、
巨乳という部類に間違いなく入ると思う。

「お探しの品が分かれば、お持ちしますけれど」

その声で、はっと我に返る。
そうだった。僕はプレゼントを買いに来たんだ。
店が閉まらないうちにと、必死で仕事まで終わらせてきたのに。

「あ、えっと……はい。コート、なんですけど。
 先月、表のウィンドウに飾ってあったやつで……」

僕の説明を聞いて、店員の女性がゆっくりうなずく。

「ああ、あの黒のコートですね。
 ただ在庫があったかどうか……少し確認してきますね。
 あ、それとこちらをお願いしていいですか?」

女性が僕に差し出したのは、アンケート用紙だった。
名前や住所、勤務先などの記入欄がある。

(……こういうの、書くものなのかな?)

こんな高級ブランド店に来るのははじめてで、
どうにも勝手が分からない。
ただ、聞き返そうにも彼女はすでに店の奥へと消えてしまってた。

仕方なく、ペンを取り順番に記入していく。
個人情報を渡すのには少し抵抗はあるけど、
なにせ誰もが名前を知ってる一流ブランドのお店だし、
そうそう変なことには使われないだろうと思った。
 
 
 
アンケートを書き終わってしばらくすると、
店の奥からさっきの女性がまた現れる。
手には一着のコートを抱えていた。
閉店時間をちょうど過ぎてしまったのか、
入口にCLOSEDの札をかけてから僕の方にやって来る。

「すみません、お待たせしてしまって。
 ああ、アンケートの記入もありがとうございます」

彼女が記入済みの用紙に視線を落として、微笑む。
それから抱えていたコートを僕に見せる。

「おっしゃっていたのは、こちらの商品ですよね。
 薄手ではありますが生地の質も良くておすすめなんですよ。
 ……ただ、申し訳ありません。
 もうSサイズのこの一着しか残っていなくて」

「あ……そうなんですか」

「きっと恋人か奥様へのプレゼント、ですよね。
 詳しいサイズってお分かりになりますか?」

「えっと……そこまでは……」

付き合いはじめて間もないせいもあって、
サイズの数値とかは全然分からなかった。
店員さんを困らせてしまうかと思ったけど、
彼女はにっこりと笑った。

「そうでしたか。では私と比べて、
 恋人さんの背格好はどのぐらいでしょう?
 それが分かれば、サイズ感が把握できますので」

コートを手にしたまま、彼女がほんの少しだけ身を乗り出す。
自然とセーターの大きな膨らみも強調される。
気をつけないと、視線がそこにばかり行きそうだった。

「……えと、その……もう少しだけ小柄、かな…。
 スタイルも……店員さんほど、じゃないし……」

「……ふふっ、私までお褒めいただいて嬉しいです。
 でも、私より少し小柄ということは
 私が着てみてややきついぐらい、が良さそうですね。
 すこし袖を通してみますね」

僕の返事を待たずに、女性がコートを羽織りはじめる。
ただ、やっぱりサイズが小さめなのか、
袖に手を通すのに苦労していた。

「すみません、少しだけ手伝ってもらってよろしいですか?
 ……ええ、そうです。襟元を持ってもらって。
 はい……ありがとうございます…♪」

コートの襟元を持って、袖口を当てがってあげる。
ただ、それでもすんなりとは入らないのか、
もぞもぞと身動きして、そのたびに……胸元がわずかに手に擦れる。

(……うぁ………やらか……い……)

まさかノーブラではないと思うのだけど、
一瞬触れるだけでも、妙にふよっとした柔らかい感触に思える。
ペニスがむずむずして、気を抜くと勃起しそうだった。

それでもなんとかコートに袖を通し終わると、
店員さんは僕に向き直りはにかむ。

「すみません、手伝っていただいて。
 ああ、そうだ。せっかくですからボタンもお願いできますか?
 ちょっと脇下がきつめで、自分では留めづらいので」

「…………え……?」

一瞬、なにを言われたか分からなかった。
遅れて理解するけれど、驚きはやっぱり消えない。
いくらなんでも、それはおかしい。
別にそこまでする必要はないはずで……。

「お願い、できませんか?」

ちょっとだけ小首をかしげて、店員さんが僕を見る。
窮屈そうなコートの隙間からは、
左右から寄せられて盛り上がったセーターの胸元がある。
ボタンを留めたりなんてしたら、
間違いなくあの胸に何度も触ってしまうし、
そんなの良くないことで、でもお願いされてるわけで……。

「あ、お手伝いしてくださるんですね…♪」

コートに手を伸ばした僕を見て、彼女が微笑む。
でも恥ずかしくて、その顔を直視できなかった。
まずはボタンと穴の位置を合わせようと、
コートの左右を中央に引き寄せる。

「………んっ…」

店員さんが身をよじらせて声を漏らし、
思わず手を離しそうになる。
だけど、そうするより早く引きとめられる。

「あ、すみません。ちょっときつかったもので。
 でももう大丈夫ですから、どうぞ続けてください。
 大切な恋人さんへのプレゼントは、
 納得のゆくお買い物をしていただきたいですから」

「………………」

そうだ……そうだった。
僕には恋人がいて、その喜ぶ顔が見たくて。
だから彼女が欲しそうにしていたコートを買いに来たのに。

……だけど、いまさらこの店員さんの頼みを
断るわけにもいかない、と思う。
かえって、やましい気持ちになったのかと疑われるかも、だし。
だから…………。

コートの左右を少し力を込めて引き寄せる。
それでも簡単には胸は中に収まってくれない。
コートをつまんでいる指が、セーターの膨らみに触れてしまう。
むにゅむにゅとした感触がまとわりついてくる。
やっぱりブラもなにもつけてないみたいに思える。
まさか生乳のままセーターだけ着てるなんてこと……。

(……だめだ……考えるな……考えるな…っ……)

よこしまな気持ちを振り払うように、
思い切ってコートの前を力一杯に引きあわせる。
セーターのラインがやらしく歪んで、
それでもなんとかコートの中に収まった。

布を幾枚か隔てて、ふにゅふにゅとした柔らかさがずっと手に当たってる。
ペニスはもうすっかり硬くなってる。
スラックスだからそうそう隠しようもないのだけれど、
店員さんはなにも言わない。

「……あと…は………ボタン、を………」

だけど、そのボタンがはめられない。
すでに生地をかなり引っ張ってしまっているせいで、
ボタンが上手く穴にはまってくれない。

コート越しにではあるけれど、もうほとんどの指で
胸をぷにゅぷにゅと押し込むような格好になってしまう。
ペニスがひくっ…ひくっ…!と跳ねる
下着の中に溢れたカウパーがぬるぬると擦れる。

「ボタン、留めづらいでしょうか?
 縫製はしっかりしていますので、多少強引でも問題ありませんから。
 穴を指で広げて、ぎゅっと押し込んでくださいね…♪」

「……は……はい……」

耳まで真っ赤に火照っているであろうことが自分で分かる。
頭がぼうっとして、なにがなんだか分からなくなりそうだった。
そうだ……ボタンを留めないと……。

彼女に言われたように、ボタン穴に人差し指を突っ込んで広げる。
当然、指先がセーターをじかにぐいっと押し込むことになる。
ふにょん…と、乳肉の柔らかさに指が沈み込む。
ペニスが一際大きく跳ねる。
もういまにも射精してしまいそうで、でも必死にその快感を押さえ込む。
はぁはぁ…と、みっともなく息が漏れてしまう。

広げた穴に、なんとかボタンを通す。
自分の吐く息が熱くてうっとうしい。
つづけて、ひとつ下のボタンをはめる。
胸から視線が逸れても、
今度は短いスカートから伸びる白い太ももが視界を占領する。
ペニスが痙攣したように震える。
このまま射精したくてしたくて、どうにかなってしまいそうだった。

「これで……最後のひとつ……です……」

頬の内側を噛みしめて快感に抗いながら、
なんとか一番下までボタンを留めおえる。

「ふふっ……どうもありがとうございました。
 それで、どうでしょうかお客様から見て。
 サイズ、恋人さんだったらちょうどいいぐらいでしょうか」

両手を小さく広げて、くるりと彼女が一回転してみせる。
もうサイズがどうとかよく分からなかったけど、とにかくうなずく。

「……ぁ………は…い……たぶん………」

「それは良かったです♪
 では、お買い上げということでよろしいですね?」

こくこくと僕はうなずく。
とにかく、一刻も早くこの場を去りたかった。
駅のトイレでもどこでもいいから駆けこんで、オナニーして射精したい。
でないと、頭がおかしくなってしまいそうだった。

「はい、お買い上げありがとうございます。
 それではお手数ですが――ボタンを外していただけますか…♪」

「………っ…!
 ……う………そう、ですよね……はい……」

そうだ。留めたからには外さないと。
でも、そんなことしてたら……もう……っ……。
……けど……もう一度、あの感触、を………。

今度はさっきの逆で、下から順番に外すしかないだろう。
下着の中で擦れるペニスをかばうように、
ごくゆっくりと腰をかがめて、一番下のボタンを外す。
真っ白な太ももが、指先からほんの数センチのところにある。
その触り心地を想像するだけで、達してしまいそうになる。

(……ぅ…我慢…するんだ……ぜんぶボタンを外せば…終わりだ……)

腹筋に力をこめて、息を細く吐きながら次のボタンを外す。
それからもうひとつ。
あとは……胸元のボタンだけ。

だけど……案の定、そう簡単には外せなかった。
ボタンの付け紐がすでに目いっぱい引っ張られていて、
まるで穴の中を遠り抜ける様子がない。
かといって、無理矢理に引っ張ったら取れてしまいそうだった。

それに、どうしようかと色々試しているだけで
店員さんの巨乳を上から何度も何度も指で押し込んでしまう。
ペニスがびくついて、射精感がぱんぱんに膨れ上がる。
あぁ……どうしよう……どうすれば………。

「すみません、お客様にお手間をかけさせてしまって」

自分の胸を無造作に弄られてるのも同然なのに、
店員さんはやっぱり穏やかな微笑みを浮かべてる。

「でも、私に遠慮なさらなくてもいいんですよ。
 コートが脱げないと、私も困ってしまいますから。
 少し身体に触るぐらいでしたら、平気ですから」

「……ぅ……ぁ………え…と………」

もう十分すぎるほど触ってしまってるはずなのに。
だけど、なのにそんな風に言うなんて。
それは……もっと触っていい、ということかもしれなくて。

「ご遠慮なさらずに……♪」

重量感のある胸元が突き出される。
見ているだけなのに、たぷたぷと音まで聞こえそうな膨らみ。
これを……もっ…と………。

(ボタンを外さないと…いけない……から……)

頭の中で必死にそう唱えながら、
片方の胸を下から支えるように手のひらで持ち上げる。
薄手のコートの向こう側から、おっぱいの感触が伝わってくる。

こうやって胸を抑え込まないと、
ボタンを外すための空間を作りだせない。
だから…仕方なくこうしてる……だけで………。

(……ボタン…を………あぁ……おっぱい…やらかい……)

胸を支えている片手が、ずぶずぶと柔らかさに沈み込む。
服の上からなのに、際限なく乳肉に埋もれていきそうに思える。

それでもなんとかボタンを外そうと、
穴を広げるためにコートの内側に親指を滑らせる。
途端、乳肉の感触がさらに強く絡みついてくる。
ペニスが跳ねる。射精感が一際強く膨れ上がる。

(……あ…ぁ……ぁ………もう……もう……っ……)

あと少しでも擦れたりしたら、間違いなく射精してしまう。
それが分かるから、そのまま身動きできなくなってしまう。
だけど、店員さんの息遣いにあわせるように
手のひらの下のおっぱいが、むに…むにゅ……と動く。

「お客様……大丈夫ですか?」

さすがに不審に思われたのかそう聞かれたけど、
もはや、まともに受け答えさえできない。
にもかかわらず、彼女は優しい笑みのままつづける。

「おちんちん、とっても苦しそうですけれど、
 本当に大丈夫ですか…♪」

「…………!」

店員さんの視線が、僕の下半身に伸びていた。
誰の目にも丸わかりなほどに、ズボンが膨らんでた。
彼女の表情が、いたずらっぽいものに豹変する。

「私のおっぱい触って、興奮しちゃいましたか?
 ぷにゅぷにゅ指でつついたり、
 むにむにって手のひらでまさぐったりして、
 とっても楽しそうでしたね……ヘンタイなお客様♪」

とっさに、逃げようとした。
でも一瞬早く彼女が僕に抱きついてた。

「私の胸をおかずに、オナニーまがいのことをするのは
 楽しかったですか?
 でもどうせなら、ちゃんと射精までしましょうね…♪」
 
僕の腰に両腕が回され、引き寄せられる。
彼女の胸に置いたままだった手のひらが、
むにゅにゅ…と沈み込んでく。
スカートから伸びた太ももが、ズボンの膨らみに押しつけられる。
弾力感がペニスを優しく押し潰して、それで。

「………ぁ………あぁ…ぁぁ……ぁぁあぁ…っ!」

ズボンの中で精液が噴き出る。
ペニスが精液を大きく吐き出すたびに全身も震えて、
合わせるように手のひらが彼女の乳房をまさぐってしまう。
柔らかな快楽に脳がじんと痺れて、また腰の奥が蠢く。

……どぷっ……どぶびゅっ……びゅぶっ……!

すでにカウパーでぐっしょり濡れた下着とズボンの内側に、
大量の精液が吐き出されつづける。
たちまちズボンの外側にまで精液が染み出す。
店員さんの太ももが濡れて、てかてかと光る。
そして彼女が着ているコートにも、
プレゼントするはずだったコートにも精液がこびりついていく……。
 
 
 
 
 
 
     * * *
 
 
 
 
 
 
「本当に出してしまわれたんですね、お客様」

僕の身体から離れた店員さんが、自身の身体を見下ろす。
その太ももにも、着ているコートにも、精液の汚れが付着してた。

「あ、せっかくのコートまで汚れてしまいましたね。
 これはお買い上げしていただくしかないですね。
 ……ふふっ。
 恋人さんへのプレゼントが、他の女の子で射精した精液で汚れてる、なんて
 かなり滑稽ですけれど」

「…………」

どんなことを言われても、仕方ないと思った。
この人がなにを考えてるかは分からないけど、
彼女の身体に欲情したのも、射精してしまったのも嘘じゃない。
とにかく今は買い物を終えて、一刻も早く出て行きたい。
……そう思ってるのに、彼女は妙に嬉しそうに喋りつづける。

「お客様は、本当にそんな最低なプレゼントをされるおつもりですか?
 そんなひどいことをするぐらいでしたら……くすっ。
 いっそもう、恋人さんと縁を切った方がいいかもしれませんね」

「い…いや……なにを言って………?」

背筋が恐怖でぞくっと震えた。
この人はなんだかおかしい、といまさら悟る。
逃げないと、いけない。
そう思って反射的に店の外を見た。
だけど。

(…………!)

見知らぬ女性が、僕らの方を見ていた。
おそらく、たんなる通りすがりなんだろうとは思う。
でも、不思議そうに店のショーウィンドウ越しに僕らを見つめてる。
もしかして、さっきのことを見られてたんだろうか。
だとしたら、どこから……どうしたら………。

「あら、やっとお気づきになったんですか?
 ここは外からのぞけるんですから、注意していないと。
 でも大丈夫。なんでもないふりをしていれば、
 接客中かと思われるだけですよ」

すっと自然な動作で、店員さんが僕から離れる。
ついで、そっと微笑みながら呟く。

「ああ、でも逃げてはだめですよ?
 股間をそんなにどろどろにしたまま外に出たら、
 痴漢かなにかと間違われてしまいますから」

「…………ぅ……」

たしかにズボンの股間の部分は溢れた精液とカウパーで、
ぐしょぐしょに変色していた。
もちろん臭いだってすごいし、たしかにこれじゃ外に出れない……。

「ですので、どうでしょう?
 今度はお客様が別のコートを試着なさってみませんか。
 汚れた部分も、ちゃんと隠せると思うのですけれど」

そう言うと、僕の返事も聞かずに彼女は店の一角へ歩いてく。
男性用のコーナーから一着のコートを取り出し、
手に持って再びこちらに戻ってくる。

「こちらもおすすめの商品なんですよ。
 これから寒くなりますし、お客様も一着買われてはどうでしょう。
 さあ、どうぞ試しに着てみてください」

外からの視線が気になって、抵抗もできない。
言われるがままに受け取り、袖を通してみる。
ただ、ずいぶんとサイズが大きくて、どこもかしこもぶかぶかだった。

「いかがでしょうか。少し着心地など感じてみてくださいね。
 そのあいだに……私は汚れを拭いてしまいますから」

まるで当然のことであるかのように言って、
彼女が僕の腰の辺りにかがみ込む。
ためらいのない動作で、ジッパーを引き下ろしてく。

「な…っ……ちょっと………」

慌てて、店の外に視線を走らせる。
さっきのこちらを覗いていた女性はもういなかった。
だけど、それでも往来にはたくさんの人通りがある。
いつ見られてしまうか分からない。
なのに、彼女はまるで手を止めない。

とっさに……身体の前方を隠すようにコートを広げた。
すごくサイズの大きなコートだけあって、
店員さんの半身までも隠すような形になる。

「……くすっ。
 そうですね、そうなさっていれば私がなにをしているか、
 ばれずに済むかもしれませんね。
 遠目からなら、採寸でもしているように見えるかもしれません。
 もっとも本当は、おちんちんを拭いているのですけれど…♪」

少しひんやりとした手が、ペニスを取り出してく。
外気に触れた途端に、むわっと精液の臭いがさらに広がる。
だけど店員さんは顔色ひとつ変えず、
懐から白いハンカチを取り出し、ペニスを拭きはじめる。
さらさらした布地の感触が、どろどろに汚れたペニスを撫でる。

(………っ………う…ぁ………)

いまだに熱を持ったままのペニスの上を、
なめらかな生地が這い回る感覚に、背筋がぞくぞくと震える。
汚れを隅々まで拭き取ろうとしてなのか、
カリ首の裏側や、尿道口まで丹念…に………ひぅ……っ…。

「ん、どうしておちんちんが跳ねたんでしょうか。
 まさか、また射精なさりたいのですか…♪
 もしかして、よっぽど性欲が溜まってらっしゃるとか?
 恋人さんがいるのに性欲解消すらできていないなんて、
 とってもかわいそうですね」

「……っ……そんなの……いいから………早く……」

ペニスを綺麗にするというなら、早く終わってほしい。
いまも店のショーウィンドウの向こう側をたくさんの人が通り過ぎてる。
いつ見つかるか分からないから、早く……。

「早く……なんでしょうか?
 ああ、もしかして早くもう一度射精させてほしい、とかですか。
 まあ構いませんけれど、
 ご自身から射精をねだるなんて恥ずかしくありませんか…♪」

「……そういう意味じゃ…………えっ…?」

いま、この人はなんて言った?
たしかに「構いませんけれど」と口にした。
それはつまり、さっきのような気持ち良さを、もう一度………。

「ああ、やっぱり射精のおねだりだったんですね」

目の前でたちまち硬くなっていくペニスを見ながら、
店員さんが愉悦を隠せなくなったかのように薄く笑う。
そんな目で見られてるのに、勃起が収まらない。
むしろ、どんどん血が流れ込んでく。

「では……こうしましょう。
 幾つか商品をお買い上げいただけるなら、いいですよ。
 先ほどのコートと、いまお客様が着ているもの。
 あとはこのハンカチも当店のものなのでそれも含めて。
 お客様のお勤め先を考えれば、
 さほど無理なくお支払いいただける額だと思いますが」

「それ……は………払え……ますけど………」

たしかにまだ入って間もないとはいえ、
僕が勤めているのは外資系で収入だけを見ればかなり良い方だ。
いや、もちろんそんなことに関係なく、
汚したものの代金はどちらにせよ払うつもりだけど。

でもそれは……厄介ごとを避けたいからで……あって。
この人との行為を……求めてる……わけじゃ、なくて……。
さっきの頭が真っ白になるような快感を……また求めて…なんて……。

「では、商談成立ということで…♪」
 
ハンカチを添えられたペニスがひくひくと蠢くのを見て、
店員さんが満足げに微笑む。

「とはいえ、あまり激しい行為は外から丸分かりですし。
 そうですね……こういうのは、どうでしょうか」

言うなり、彼女は自身のセーターの裾を小さくめくり上げると、
胸元にペニスを飲み込んでく。

「……ぇ……ぁ…………ふ…ぁ………っ…」
 
すべすべとした女の子の肌の感触がしたかと思うと、
やわらかさのなかにペニスが埋もれてく。
思ったとおり、やっぱりブラはしていなかった。

張り詰めた亀頭をほぐすみたいに、ふわふわの生の乳房が押しつけられる。
カウパーがたちまち溢れて、胸のあいだを汚す。
セーターの中の狭い空間が、ねちょねちょに濡れていく。

「せっかく拭いたのに、あっというまに汚れてしまいましたね…♪
 あ、そうそう。
 もちろんこのセーターのお支払いもお願いしますね」

にんまりと笑って、彼女が谷間を左右から寄せる。
セーターの網目がやらしくうねったかと思うと、
亀頭が乳肉にぎゅっと挟まれ、少しずつ優しく押し潰されてく。

「ふふっ……どうですか。
 はぁはぁ言いながら先ほどまさぐっていた私の胸で、
 今度はおちんちんを挟んでもらっている感触は…♪
 こうされたいと……心の奥底でずっと思っていたんですよね?
 だって最初から、ちらちらと私のおっぱいばかり
 目で犯されていましたものね」

くすくすと笑いながら、彼女が胸の動きを変える。
優しく包み込むような動きだったのが、
縦にずりずりとペニスを挟んで擦り上げてくる。

セーターが縦に引き伸ばされて、乳房の膨らみがうっすら浮き出る。
カウパーが染み込んで、胸元の毛糸が変色しはじめてる。
谷間からペニスが突き出るたびに、セーター越しに亀頭の形がわかる。
その光景が、本当にこの店員さんの胸で扱かれてるのだと意識させる。

(……ほんとに………あの…おっぱい……で………)

ほんの十数分前には何気なく会話していた、綺麗な女の人の胸元。
気になって盗み見してしまったあの巨乳で、
自分のペニスを揉みくちゃにされてる……っ……。

「お客様、ほんとうに幸せそうな顔をなさってますね…♪
 ああ、そういえば恋人さんはたしか胸が控えめだったとか。
 知らず知らず、欲求不満になっていたのでしょうね、きっと」

「………そんな……こと……は……」

「無理にご自分をごまかさなくていいんですよ。
 女の子の大きなおっぱいが好きで、たまらないんですよね。
 恋人さんを裏切る後ろめたさより、
 おちんちんを胸で挟んでもらう方がよっぽど大事なんですよね」

両腕で自身の乳房を抱え込むようにしながら、
店員さんが上半身全体を動かしてペニスを擦りあげてくる。
乳肉がやらしく形を変えながら、竿の側面をねっとり這いずる。

「もっと自分の気持ちに素直になってくさい、お客様。
 このままおっぱいの中に射精したいのでしょう。
 もう頭の中にそれしかないんですよね…♪」

左右の乳房が交互に擦りつけられる。
カウパーと精液にまみれた乳房が、ペニスの上をぬるぬる這い回る。
裏筋に擦れると、気持ち良さに身体が反りかえる。
陰嚢が揺れて、セーターの中で下乳にたぷっ…と当たる。

「………あ…ぁ………っ……」

射精感が一気に膨らむのを感じた。
だけど僕が小さくよがった途端、彼女が動きを止めてしまう。

「……ぁ……なんで………やめ……っ……」

「お客様、どうかそう慌てずに。
 大切なことですので、ひとつ確認させていただきたいんです」

ふにふに、と谷間でやわらかくペニスを愛撫しながら、
店員さんが上目遣いで僕に問いかける。

「このまま射精なさると、大量の精液が溢れて、
 きっと私のスカートや下着など、
 色々なものまで汚れしまうと思うのですけれど。
 それら汚れたものはぜんぶお買い上げいただくことになりますが、
 それでも……よろしいですか?」

「……ぁ………分かった………買う…から……っ……」

もう一着や二着増えたところで大して変わらない。
そんなことより、もう快感が膨れ上がって耐えられそうにない。
せっかく、もう少しで最高に気持ち良く射精できそうなのに。
見ず知らずのお姉さんの巨乳で、精を搾ってもらえるのに。
早く……はやく………っ……。

「そうですか、それを聞けて安心しました。
 では、どうぞ射精なさってくださいね。
 なにも気にせず、私のおっぱいにどぷどぷと…♪」

彼女の胸が、ペニスをひときわ深くまで飲み込む。
谷間から突き出たペニスの先端が、セーター越しに指で撫でられる。
濡れた毛糸が、ぬちゅりと絡みつきながら鈴口を擦る。
腰の奥がどくん…!と脈打つ。

「さあ、どうぞ。私のおっぱいの中に一滴残らず…♪」

ペニスの先端が谷間に再び埋もれる。
尿道口をべったりと舐めるように乳肉で擦られる…っ…。

「……あ…ぁ……ぁ………あぁぁああぁぁぁ…っ…!」

たぷたぷの柔らかさの中に精液が溢れてく。
射精するそばから、おっぱいが尿道口を撫でて精液をぬぐってく。

「遠慮なく汚してくださっていいですよ。
 洋服も下着もなにもかも、もうお客様のものですから…♪」

微笑みながら、彼女が乳房を淫らに動かす。
精液がまたどぷり…とこぼれる。
めくれたセーターの裾の下から、精液が垂れ落ちてるのが見える。
スカートの中にまで垂れた精液は、きっとショーツまで汚してる……。
それを考えるだけで、また射精感が小さく弾ける…っ……。

「あ、また…♪
 ふふっ、本当に精液をびゅーびゅーなさるのがお好きなんですね」

からかうような声だけど、それが甘く僕の脳に染みわたる。
背筋がぞくぞくと震えて、さらに精液がゆっくりと溢れてくる。
痺れるような快感にじっと浸りつづける…………。
 
 
 
 
 
 
「ああ、それから代金ですけれど」

射精が終わったペニスをセーターから取り出し、
再びハンカチで拭きながら、彼女が呟く。

「べつにお支払いはいつでもかまいませんから。
 それこそ何年後だって」

「………………?
 ……えと………どうして………?」

思ってもいなかった言葉に、彼女を見つめてしまう。
その僕の視線をまっすぐに受け止めて、
彼女がにっこりと幸せそうに笑う。

「だって、これからは私たちはずっと一緒なんだから。
 だからいつでもいいよ。
 ね……そうでしょ♪」

屈託のない明るい笑顔。
まるで恋人だけに見せるような、晴れやかな表情。

「……なに………言って………」

「そっちこそ、なに言ってるのかな?
 私、ちゃんと聞いたよね。
 精液で汚してしまったものはぜんぶ買ってくれますかって。
 だから、もちろん買ってくれたんだよね。
 あなたの精液でどろどろにされた私のことも。
 ふふっ……私の人生を買ってくれて、ありがとう」

彼女はそう言って、僕の顔をじっと見て
それから堪えきれなくなったかのように笑う。

「なぁに、そんな顔して口をぽかんと開けて。
 こんな素敵な恋人ができて、嬉しすぎた?
 あ、それとも……また射精したくなっちゃったのかな。
 もう一回、おっぱいで挟んであげよっか…♪」

彼女の言葉のなにもかもが、僕を素通りしていく。
いや、そう感じているはずなのに、
ペニスだけがまたひとりでに持ち上がってく………。

「あ……やっぱり、むくむく大きくなってきた。
 じゃあ、またしてあげる♪
 あなたが満足するまで、何回だって精液どぷどぷさせてあげる」

セーターの中にペニスがまた飲み込まれる。
ぬるぬるのままの谷間に竿が挟み込まれると、
ペニスがひくひくと喜びに打ち震える。
だけど……だけど…………。

「あれ、どうしたのかな? 泣いちゃうほど嬉しかった?
 そんな捨てられた子犬みたいに泣かなくても
 ちゃんと気持ち良くしてあげるから、大丈夫だよ。
 やらしいこと、いっぱいいっぱいしてあげる。
 あなたが望むだけ、好きなだけしてあげるから」

おっぱいでペニスを擦りあげはじめながら、
残酷な優しい笑みを彼女が浮かべる。

「だから私のこと、手放しちゃだめだよ…♪」

END